ルーク・バージェス (ラグビーユニオン選手)

ルーク・バージェス

ルーク・バージェス（Luke Burgess）は、1984年8月20日にオーストラリアのニューカッスルで生まれた元ラグビーユニオン選手です。ポジションはスクラムハーフ。身長179cm、体重89kgという体格で、長きにわたり国内外のトップレベルでプレーしました。

若手時代と頭角

バージェスはセント・ジョセフス・カレッジを卒業後、シドニー大学へと進学しました。学生時代からその才能を発揮し、シドニー・ユニバーシティ・コルツや、ニューサウスウェールズ州における権威あるクラブラグビー選手権であるシュート・シールドに参加するイースタン・サバーブスでプレーを重ねました。こうした国内での活躍が認められ、2003年から2005年にかけて3年連続で21歳以下ラグビーオーストラリア代表に選出されるなど、若手時代から将来を嘱望される存在でした。

スーパーラグビーでの挑戦

2003年には、南半球最高峰リーグであるスーパー12（現在のスーパーラグビー）に参戦していたブランビーズに加入しました。しかし、当時ブランビーズには、オーストラリア代表の伝説的なスクラムハーフであるジョージ・グレーガンが在籍しており、バージェスにとってレギュラーポジションを獲得するのは容易ではありませんでした。出場機会になかなか恵まれない状況が続いたため、彼は新たな環境を求め、2007年に同じくスーパーラグビーに所属するワラターズへと移籍します。

国内短期リーグと代表入り

ワラターズ移籍と同じ2007年、バージェスは新たに設立された国内短期プロリーグ、オーストラリア・ラグビー・チャンピオンシップ（ARC）に、混成チームであるメルボルン・レベルズの一員として参加しました（このチームは後のスーパーラグビーに加盟するレベルズとは異なります）。ARCでの経験も経て、2008年にはついにオーストラリア代表、通称「ワラビーズ」に初選出されます。同年、アイルランド代表とのテストマッチで念願の代表デビューを果たし、国際舞台でのキャリアをスタートさせました。

ワールドカップ出場と海外移籍

2009年には、かつて所属したシドニー・ユニバーシティのラグビークラブへ戻り、再び国内でプレーしました。そして、彼のキャリアにおける大きなハイライトの一つとなったのが、2011年にニュージーランドで開催されたラグビーワールドカップへのオーストラリア代表としての出場です。ワールドカップ終了後、バージェスは活躍の場を海外に移すことを決断。フランスのトップリーグであるトップ14の名門、スタッド・トゥールーザンへと加入しました。ヨーロッパの異なるラグビースタイルの中で、新たな経験を積みました。

再びオーストラリアへ

フランスでの挑戦を経て、バージェスは再びオーストラリア国内でのプレーを選択します。2013年には、スーパーラグビーに参戦しているメルボルン・レベルズ（2007年に所属したARCのチームとは異なる）へ移籍し、再びスーパーラグビーの舞台でキャリアを続けました。

このように、ルーク・バージェスはオーストラリア国内のクラブラグビーからスタートし、スーパーラグビー、オーストラリア代表、そしてフランスのトップリーグと、様々なレベルでスクラムハーフとしてプレーしました。そのキャリアを通じて、多くの経験と実績を積み重ねた選手と言えるでしょう。

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