『
ルームシェアの女』は、
2005年1月から2月にかけてNHK総合テレビの「よるドラシリーズ」で放映された、全24話からなるドラマです。この作品は、お笑いコンビ・オセロの
中島知子が主演することで注目を集めました。物語は、バツイチの
管理栄養士である宇佐美うさ子と、妻に出て行かれた
イラストレーターの杉田修平が、
ルームシェアを通じて新しい関係を築いていく様子を描いています。
あらすじ
宇佐美うさ子は、
長野県で一人息子の太郎と暮らしていたが、新たな一歩を踏み出すために東京に上京します。母としての生活から離れ、自立した人生を送りたいと思った彼女は、太郎を実家に預け、単身での生活を始めようとする。しかし、上京後の住まい探しは簡単ではなく、思うようにいかない彼女は苦労を重ねます。
そんな中、うさ子は同居相手を探している男性・杉田修平と出会います。初対面の男性との
ルームシェアに母親の早苗は心配を隠せませんが、実は杉田は他の女性とも一緒に住むつもりでした。しかし、急遽その女性がキャンセルしたため、うさ子は修平との二人だけでの
ルームシェアを決断することになります。
ルームシェア生活の中で、二人はさまざまな出来事を経験し、互いの生活や心に触れていきます。初めは戸惑いや不安を抱えていたうさ子と修平も、日々のコミュニケーションを通じて、少しずつ信頼関係を築いていく様子が描かれます。また、
ルームシェアを通じて彼らは、自分自身を見つめ直す機会や、新たな人間関係を築くことの大切さを再認識することになります。
キャスト
- - 宇佐美うさ子(中島知子): 主人公である管理栄養士。バツイチであるが、子育ての経験を活かし自立を目指す。
- - 杉田修平(佐々木蔵之介): 妻に去られたイラストレーター。ルームシェアを通じて、うさ子に新たな可能性を見出す。
- - 杉田美咲(市川実和子): 修平の元妻。
- - 沢井伸子(汐風幸): うさ子たちの友人。
- - 宇佐美早苗(大空眞弓): うさ子の母。娘の初めての挑戦に心配を抱く。
スタッフ
本作の脚本は
中園健司が担当し、制作統括は若泉久朗、演出は
笠浦友愛が行いました。音楽は
ゲイリー芦屋が手掛けています。
このドラマは、
ルームシェアという新しい形の共同生活を通じて、自立と再生をテーマにした心温まるストーリーが展開される作品です。