『ルーンファクトリー -新牧場物語-』の概要
『ルーンファクトリー -新牧場物語-』は、
2006年に日本で発売された
ニンテンドーDS用シミュレーションRPGゲームです。本作は、人気シリーズ「牧場物語」の新たな展開であり、シリーズの第2作目にあたります。開発はネバーランドカンパニーが行い、マーベラスインタラクティブからリリースされました。
本作の特徴的な点は、それまでの牧場物語と異なり、ダンジョン探索やモンスターとの戦闘要素が導入されているところです。プレイヤーはモンスターを仲間にし、農作業だけでなく、戦闘や探索にも挑むことができます。さらに、ネーミングの由来である「ルーン」とは、プレイヤーが立てた作物から得られるポイントです。このポイントは、やがてゲームの進行に大きく影響します。
ゲームシステムの特徴
時間システム
ゲーム内の時間は、1週間が6日で構成されており、1ヶ月は5週で30日です。四季を通じてゲームが進行し、主人公はAM6:00に起床します。作業は自由に行えますが、AM1:00を過ぎると強制的に家に戻されます。この際、風邪というステータス異常が発生し、ルーンポイントの消費が倍増します。
ヒットポイントとルーンポイント
ヒットポイント(HP)はモンスターからのダメージや状態異常によって減少します。一方、ルーンポイント(RP)は農具や魔法を使用することで消費され、RPがなくなるとHPが消費される仕組みです。HPが0になるとゲームオーバーになるため、いかに注意を払うかがキーポイントです。
戦闘システム
本作ではアクションRPGスタイルの戦闘が採用されており、モンスターは洞窟内に多数出現します。召喚装置を壊さない限り無限にモンスターが現れるため、戦略的に戦う必要があります。ボス戦に進むためには、全てのモンスターを撃破することが求められます。
モンスター同伴と結婚システム
このゲームではモンスターを仲間にすることができ、小屋で育てられます。また、牧場での農業生活だけでなく、ヒロイン候補との結婚も可能です。プレイヤーは「ラブ度」を上げていくことで、特定のキャラクターと結婚し、子供を持つことができます。
Wi-Fi機能と多様なスキル
ニンテンドーWi-Fiコネクションにより、他のプレイヤーとアイテムの交換や自分の牧場をアピールする機能も搭載されています。また、複数のスキルを習得しながら、自分のプレイスタイルに合わせた成長を楽しむことができます。スキルには剣技や農業、料理などが含まれ、それぞれのスキルを磨くことで効率的にゲームが進行します。
キャラクターたち
本作には多彩で個性的なキャラクターが登場します。主人公のラグナをはじめ、メインヒロインのミストやその他のヒロイン候補たちが織り成すドラマも魅力の一つです。彼らとの会話を通じて、プレイヤーはストーリーを進めていきます。
音楽とメディア展開
オープニングテーマにはLil'による楽曲「RUNE」が使用され、ゲーム内でも多くの曲が流れます。また、コミックやサウンドトラックもリリースされ、ゲームの世界観をさらに広げています。
『ルーンファクトリー -新牧場物語-』は、冒険、農業、友情、恋愛が複雑に絡み合った体験を提供し、多くのプレイヤーに愛され続けています。