レイクオブザウッズ郡 (ミネソタ州)

レイクオブザウッズ郡

レイクオブザウッズ郡は、アメリカ合衆国ミネソタ州の最北端に位置する郡です。広大なウッズ湖にちなんで名付けられ、その一部はカナダとの国境を形成しています。2010年の国勢調査では人口4,045人を数え、郡庁所在地はボーデット市です。郡の北端には、大陸アメリカ合衆国最北端となる北西三角地帯が含まれています。

歴史

1688年、フランス人探検家ジャック・ド・ノイオンがこの地を訪れ、ウッズ湖を「諸島の湖」と名付けたのが、この地域が白人によって発見された最初とされています。1885年には、ドイツからの移民ヴィルヘルム・チッペルが漁師としてこの地に入植、湖の南岸に居を構えました。その後、アロンゾ・ウィーラーも入植し、それぞれジッペルベイ、ウィラーズポイントとして現在もその名が残っています。

1910年にはボーデット大火が発生し、約1,200平方キロメートルを焼き尽くし、多くの町が壊滅的な被害を受けました。この大規模な火災を乗り越え、1923年1月1日、レイクオブザウッズ郡は正式に設立されました。これはミネソタ州内で最も新しい郡であり、設立に先立つ1922年の住民投票で、北部の郡区を分割することが承認されています。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局によると、レイクオブザウッズ郡の総面積は4,597.4平方キロメートルであり、そのうち陸地面積は3,358.4平方キロメートル、水域面積は1,238.9平方キロメートルです。水域率は全体の約26.95％を占め、ウッズ湖が郡の大部分を占めていることがわかります。

主要高規格道路

ミネソタ州道11号線
ミネソタ州道72号線
ミネソタ州道172号線

隣接する郡など

北東: カナダ、オンタリオ州ケノーラ地区、レイニーリバー地区
南東: クーチチング郡
南: ベルトラミー郡
西: ロゾー郡
西: カナダ、マニトバ州パイニー、バッファローポイント、未編入第1部

人口動態

2000年の国勢調査に基づくと、郡の人口構成は以下の通りです。

白人: 95.16%
インディアン: 2.96%
アフリカ系アメリカ人: 0.15%
アジア系: 0.22%
太平洋諸島系: 0.00%
その他: 0.15%
混血: 1.37%
ヒスパニックまたはラテン系: 0.75%

都市と郡区

郡内には複数の郡区がありますが、2001年時点では郡区政府は存在せず、すべて未編入地域として扱われています。以下の郡区は2000年国勢調査後にフォレストエリア郡区から創設されました。

フォレストエリア
グリーンブッシュ
モートン
ノースウェストエンジェル
* ポプラグローブ

ルーズベルト市の一部はロゾー郡に属していますが、レイクオブザウッズ郡にも一部が含まれており、2000年国勢調査では、この地域に3人が居住していると記録されています。

レイクオブザウッズ郡は、その豊かな自然と歴史が魅力の地域です。ウッズ湖をはじめとする美しい景観や、開拓時代からの歴史を今に伝える遺産が、訪れる人々を魅了します。

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