レイトン教授と悪魔の箱

『レイトン教授と悪魔の箱』

概要

『レイトン教授と悪魔の箱』は、レベルファイブによって2007年にリリースされたニンテンドーDS用のアドベンチャーゲームです。本作は、レイトン教授シリーズの第2作目として、前作に続く形で登場しました。キャッチコピーは「ナゾトキ×映画級」で、パズルとストーリーが絶妙に融合しています。

ゲームは、ストーリーとともに進行する多くの謎（パズル）を解く形式を取っており、今回は138のストーリー関連の謎に加えて、『レイトンからの挑戦状』という特別な条件を満たすことで現れる15の謎が用意されています。また、前作のパスワードを使用することで特定のパズルを解くこともでき、全体で153もの謎がプレイヤーを待ち受けています。発売の約1年後からは、「週刊ナゾ通信」として毎週ナゾがWi-Fiを通じて追加配信され、ゲームの楽しみが拡張されました。

加えて、2009年には「フレンドリー版」が発売され、こちらでは『週刊ナゾ通信』で配信された問題が収録されたり、一部テキストが修正されたりといった変更が行われました。この作品は、2008年度日本ゲーム大賞の優秀賞を受賞するなど、ゲーム業界でも高く評価されています。

ストーリー

物語は、レイトン教授の師匠であるシュレーダー博士からの手紙がきっかけで始まります。この手紙には、開けた者は必ず死ぬとされる伝説の秘宝「悪魔の箱」に関する内容が記されています。心配になったレイトンは助手のルークと共に博士のもとを訪れますが、そこで彼の異変を発見します。博士の部屋を探索しても肝心の箱を見つけられず、しかし急行の乗車券が残されているのを発見し、その後二人は「モレントリー急行」へと向かいます。

登場キャラクター

本作には魅力的なキャラクターが多数登場します。

• - エルシャール・レイトン教授:

考古学者であり、理性的な英国紳士。冷静沈着で、特技はフェンシングです。

• - ルーク・トライトン:

レイトンの助手で、感情豊かな少年。動物と話す能力を持っています。

• - アロマ・ラインフォード:

レイトンの花嫁候補を自称する少女で、密かに彼らの後をつけます。

• - シュレーダー博士:

レイトンの師で、「悪魔の箱」の研究を行っていたが、物語の冒頭に倒れてしまいます。

その他にも、恩賜の警部や列車の社長など、多彩なキャラクターが物語を彩ります。特に、シュレーダー博士や研同僚であるアンソニーとの絡みが物語の重要な要素となっています。

主題歌

ゲームには、Salyuが歌う「iris 〜しあわせの箱〜」が主題歌として起用されており、ストーリーの雰囲気を一層引き立てています。

その他の特徴

本作では、テレビCMとして出題されたナゾが公式サイトで公開されるなど、プロモーションも工夫されています。また、韓国版では現地の声優が用いられており、言語や文化に対応したリリースが行われています。

結び

『レイトン教授と悪魔の箱』は、単なるパズルゲームに留まらず、深いストーリーやキャラクターたちの魅力によって、多くのファンを魅了しています。未だに語り継がれるこの名作は、今後も多くのプレイヤーに体験され続けることでしょう。

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