レコ☆Hits!

レコ☆Hits!：レコチョク着うたランキングと人気タレントが織りなす音楽番組

『レコ☆Hits!』は、2009年から2012年にかけて日本テレビで放送された、音楽とバラエティを融合させた深夜番組です。レコチョクの提供によって実現したこの番組は、毎週水曜日に集計された着うたフルのダウンロードランキングを基に構成され、その日のうちに収録、放送するという、まさにタイムリーな情報発信が特徴でした。

番組の魅力：ランキングとエンターテインメントの融合

番組の主軸は、レコチョクの週間着うたフルランキングトップ30（時期によって20曲の場合もあった）の紹介でした。ランキング上位の楽曲のミュージックビデオやライブ映像が紹介されるほか、音楽ニュースや着うたに関する独自の情報を織り交ぜた構成は、単なるランキング番組にとどまらず、幅広い音楽ファンの興味を引く内容となっていました。

MCを務めたのは、木下優樹菜と佐々木希。当時、レギュラー番組でのMCは両者にとって初めての挑戦であり、フレッシュな魅力で番組を牽引しました。オープニングでは、出演者それぞれの現在着うたにしている楽曲が紹介される演出も、視聴者にとって親近感を感じるポイントとなっていました。

番組を象徴する独自のポーズも話題となりました。ランキングやVTRに入る際には、出演者が「レコ☆HITS!」とコールしながら、親指と人差し指をL字形に構えた左手を右から左に動かす、印象的なジェスチャーを披露していました。提供読みは「Music Energy レコチョクの提供でお送りします（しました）」で、番組開始当初は「気持ちUp date レコチョクの提供でお送りします（しました）」でした。

2011年4月からは番組内容をリニューアル。出演者が木下と佐々木の2名のみとなり、よりコンパクトな構成へと変化しました。

充実のコーナー：多様な音楽情報を届ける

番組には、様々なコーナーが設けられていました。

リニューアル後:

魂の一曲!: ゲストが思い出の3曲をセレクトし、エピソードを語るコーナー。リニューアル後、木下と佐々木の思い出の曲の対決という形で行われたこともありました。
今週の最新着うた・最新着うたフル: エンディングで最新着うた・着うたフルを紹介するコーナー。当初はレコ☆Hits!ガールが担当していましたが、後にVTRでの紹介に変わりました。

過去:

特集（初期は「レコ☆CHECK!」）: レコ☆Hits!ガールがテーマに関する街頭アンケートを行い、結果を紹介するコーナー。
レコ☆Hits!音楽NEWS: 週間トップ5と音楽ニュースを紹介するコーナー。葉山エレーヌアナウンサーなどが担当していました。
* オシオシソング: ゲストがイチオシの曲を推薦するコーナー。

これらのコーナーは、着うたランキングという枠にとらわれず、多角的な音楽情報を提供する上で重要な役割を果たしていました。

個性豊かな出演者たち：MCからレポーター、ナレーターまで

番組の顔であったMCの木下優樹菜と佐々木希に加え、日本テレビアナウンサーの葉山エレーヌや、様々なレコ☆Hits!ガール（高橋京子、三浦葵、大石参月、ローラ、Nanami、有末麻祐子、トリンドル玲奈など）が番組を盛り上げました。さらに、ドラえもんやジャック・バウアーの声優として知られる大山のぶ代、小山力也、平野文などが「レコ☆Hits!神社」のヒットの神様として登場するなど、多彩な出演陣も番組の魅力の一つでした。

番組の放送時間やネット局は、時期によって変動がありました。当初は日本テレビと一部系列局で放送されていましたが、後に日本テレビと読売テレビのみの放送となるなど、放送形態も変化していきました。

3年3ヶ月にわたる放送の歴史と最終回

『レコ☆Hits!』は、2012年3月27日に最終回を迎えました。3年3ヶ月に及ぶ放送期間中には、様々な企画やイベント、そして出演者の変化がありました。木下優樹菜の産休なども最終回を迎える要因の一つとなりました。

番組は終了しましたが、『レコ☆Hits!』は、視聴者にとって記憶に残る、音楽とエンターテインメントが融合した、個性あふれる番組として、その歴史を刻みました。

もう一度検索