レジェンド オブ ドラグーン

レジェンド オブ ドラグーン

概要

『レジェンド オブ ドラグーン』は、1999年12月2日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPlayStation用のロールプレイングゲームです。当時、スーパーグラフィックRPGとしてその映像美を前面に打ち出して宣伝され、特に挿入されたムービーはPSソフトとしては異例の高い品質を誇りました。1999年の世界的なコンピュータグラフィックスの祭典「SIGGRAPH」にも入選したほどです。2010年からはゲームアーカイブスにてPSPとPS3向けに配信が始まり、2023年にはPlayStation Plusに追加され、PS4やPS5でも楽しむことができるようになりました。

ストーリー

物語は、創造主ソアが生命の木「神木樹」を大地に落とし、そこから108の種族が誕生した後の時代から始まります。しかし、地上に生命が生まれた当初は種族間の争いが絶えず、覇権を巡っての激しい戦いが繰り広げられました。その結果、いくつかの種族が根絶やしになり、現在生き残っているのはほんの数種となっています。時代が進み、魔力を持つ「有翼人」が他の多数の種族を支配するようになる一方で、魔力を持たない「人間」はドラゴンの力を借りた「ドラグーン」と呼ばれる竜騎士を生み出し、有翼人に立ち向かいました。この戦いは「ドラゴン戦役」として語り継がれています。

物語は1万1千年後、剣士ダートが故郷である村を襲った「黒き魔物」に復讐を誓い、旅を始めるところからスタートします。旅の途中、黒き魔物に立ち向かったダートは謎の女性ロゼに助けられ、故郷セレスに戻ると、サンドラ帝国の襲撃により幼馴染のシェーナがさらわれたことを知ります。ダートは彼女を救うためにヘルライナの監獄へと向かいます。

第一章「セルディオ争乱」

監獄内でダートは仲間となった騎士ラヴィッツと共にシェーナを救出し、王都ベールに向かいます。そこで国王アルバートと面会し、サンドラとの戦争を終結させるための協力を決意します。不安定な戦況の中、さまざまな試練や戦闘を経て、仲間たちと共にサンドラ軍との激戦に挑むことになります。次々と襲いかかる敵と誇り高き戦士たちの中で、ダートはドラグーンとしての覚醒を果たし、自身の運命を切り開いていきます。

物語の展開

物語が進むにつれ、仲間たちとの絆が深まり、新たな仲間を得ることによって、ダートは自らの使命に目覚め、さらに複雑化する真実を解き明かそうと奮闘します。複数のキャラクターがドラグーンの力を借りて壮絶な戦闘が繰り広げられ、彼らの過去や因縁が明らかになっていく中で、ダートは自分の運命をどうにかしてこの混沌とした時代を救うために導いていかねばなりません。

世界観

ゲームはエンディネス大陸という空想の世界を舞台に、神話的な歴史を紡ぎます。リアリティを感じさせつつも幻想的な要素が組み合わさった世界観は、多様な種族、魔物、強大なドラゴンたちと共に展開され、プレイヤーに深い没入感を与えます。エンディネス大陸の各場所は現実世界にも通じる要素が多く、プレイヤーはそこに息づく人々と自然を感じ取ることができます。このように、レジェンド オブ ドラグーンは美しい映像、緻密なストーリーライン、そして緊張感あふれるバトルシステムで、多くのプレイヤーに愛された名作RPGなのです。

まとめ

『レジェンド オブ ドラグーン』は、90年代のゲーム史に残る重要なタイトルであり、世代を超えて今なお多くのファンに親しまれています。ドラグーンとしての力を持つキャラクターたちの物語を追体験することは、単なるプレイを超えた新たな世界の探求につながるでしょう。

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