レジー・ウェイン

レジー・ウェイン：NFL史に名を刻む名ワイドレシーバー

レジー・ウェイン（Reggie Wayne, 1978年11月17日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身の元プロアメリカンフットボール選手です。ポジションはワイドレシーバー（WR）を務め、特にインディアナポリス・コルツでの活躍が記憶されています。

大学時代

マイアミ大学で4年間先発WRとして活躍。エド・リード、サンタナ・モス、アンドレ・ジョンソンら、後にNFLで活躍する選手たちとチームメイトでした。大学記録となる173回のキャッチを記録し、36試合連続キャッチも達成。マイケル・アービン、ラマー・トーマスに次ぐ20TDを記録しました。1年次の48キャッチも大学記録となっています。卒業時にはリベラル・アーツの学位を取得。エド・リードとはルームメイトでした。

NFLキャリア

インディアナポリス・コルツ時代

2001年のNFLドラフト1巡目30番でインディアナポリス・コルツに入団。1年目は27回のキャッチ、345ヤード獲得、タッチダウン0と目立った活躍はできませんでしたが、2年目には49回のキャッチ、716ヤード獲得、4TDと成長を見せました。

2003年からはマービン・ハリソンと並び不動の先発WRとなり、68回のキャッチで838ヤードを獲得、7TDをあげました。2004年には77回のキャッチで1,210ヤードを獲得、12TDを記録。この年、チームのQBペイトン・マニングはシーズン49TDパスのNFL新記録を達成。デンバー・ブロンコスとのプレーオフでは週間最優秀攻撃選手に選ばれました。

2006年にはチームと6年3,950万ドルの契約を結び、86回のキャッチで自己ベストの1,310ヤードを獲得、9TDをあげ、自身初のプロボウルに選出。第41回スーパーボウルでは第1Qに53ヤードのTDレシーブをあげ、チームの勝利に大きく貢献しました。

2007年にはマービン・ハリソンの怪我による欠場もあり、自己ベストとなる104回のレシーブでNFLトップの1,510ヤードを獲得。2年連続でプロボウルに選出されました。2009年にはエースWRとして100回のキャッチ、10TDを記録しました。

2012年にはグリーンベイ・パッカーズ戦で自己ベストの212ヤードを獲得し、AFC週間最優秀選手攻撃部門に選出。11月25日の試合では、59試合連続複数レシーブのNFL新記録を達成しました。

2013年には膝の怪我で戦線離脱。それまでNFLのワイドレシーバーとして歴代3位となる189試合連続出場を記録していました。2014年にはレシーブで14000ヤードを獲得した9人目の選手となりました。

2015年3月6日、コルツはウェインと再契約を結ばないことを公表。その後、ニューイングランド・ペイトリオッツと契約しましたが、解雇され、どのチームとも契約しないまま、2016年1月15日に引退を表明しました。

コルツ復帰

2022年シーズンからは、古巣コルツのワイドレシーバーコーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。

プレースタイル

クロスルート、スラント、カムバックといった多様なルートに加え、レッドゾーン内ではダブルムーブを好んで使用しました。ペイトン・マニングとのホットラインは、現役QBとWRの間ではタッチダウン数、レシーブ数共にトップクラスでした。

レジー・ウェインは、その卓越した技術と努力で、NFL史に名を刻む名ワイドレシーバーとして、多くのファンに記憶されています。

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