レソト民主会議

レソト民主会議（Lesotho Congress for Democracy, LCD）は、レソトにおける重要な政党の一つです。党首はモツェチョア・メツィングが務めています。

歴史

LCDは、1997年に当時の首相であったヌツ・モヘレがバソトランド会議党を離党して結成されました。翌1998年の総選挙では圧倒的な勝利を収め、政権を掌握しました。モヘレの後継として、パカリタ・モシシリが第2代議長に就任しました。

分裂と再編

2001年には、ケレボネ・マオペが離党し、レソト人民会議を結成。2006年には、一部議員が離党して全バソト会議を結成するなど、党内分裂も経験しました。しかし、2002年と2007年の総選挙では過半数を維持し、政権を維持しました。

2012年の総選挙では、党内分裂の影響もあり、獲得議席数は大幅に減少し、26議席にとどまりました。どの政党も過半数に届かなかったため、全バソト会議の党首であるモツォアハエ・トーマス・タバネを首班とする連立政権が成立し、LCDもこの連立に参加しました。

2015年の総選挙では、さらに議席数を減らし12議席となりましたが、民主会議との連立合意が成立し、同党の党首であるパカリタ・モシシリを首班とする連立政権が発足しました。

現状と課題

LCDは、レソトの政治において重要な役割を果たしてきましたが、党内分裂や他党との連携など、多くの課題を抱えています。今後の政局において、LCDがどのような役割を果たすのか注目されます。

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