レゾナック・オートモーティブプロダクツ

株式会社レゾナック・オートモーティブプロダクツの紹介

株式会社レゾナック・オートモーティブプロダクツは、福岡県田川市に本社を構える自動車部品メーカーです。この企業はレゾナック・ホールディングスグループに属し、同社の完全子会社として、自動車用部品の生産に特化しています。レゾナック・オートモーティブプロダクツは、主に日産自動車向けの樹脂成形部品の製造を行っており、その高い技術力と品質が評価されています。

企業の沿革

この会社の起源は1974年にさかのぼり、当初は九州日立化成工業株式会社として設立されました。1975年には射出成形工場の新設が行われ、その翌年の1977年には営業を開始しました。1981年にはFRP（繊維強化プラスチック）工場が新設され、1985年には発泡成形工場も設立されました。1989年には本館事務所と製品倉庫を新たに建設し、企業としての基盤を強化していきました。

1990年にはSMC（シート成形複合材料）製造プラントの新設も行い、製品の幅を広げることに成功しました。1991年にはFRP工場に塗装設備を追加し、品質向上に努めました。1999年には住宅環境製品を他社に移管し、2001年には日立化成オートモーティブプロダクツ株式会社に商号を変更しました。

業務の拡大は続き、2006年には茨城事業所を分離し、2010年には日立化成下館事業所の自動車部門を統合し関東事業所を新設しました。2016年には新神戸プラテックス株式会社を吸収合併し、更なる成長を遂げました。そして、2020年には昭和電工グループに参加し、商号を昭和電工マテリアルズ・オートモーティブプロダクツ株式会社に変更しました。

2023年にはレゾナック・ホールディングスへの社名変更に伴い、現在の株式会社レゾナック・オートモーティブプロダクツに至ります。この間、会社は技術革新と品質向上に不断の努力を重ねてきました。

会社の特徴と今後

レゾナック・オートモーティブプロダクツは、自動車向け樹脂成形部品の製造に特化しており、その専門性が強みです。品質管理は厳格で、常に市場のニーズに応えるための製品開発を行っています。特に、日産自動車との密接な関係性を築き上げており、同社向けの部品供給においては高い信頼を得ています。

今後も、環境に優しい製品づくりやエコロジーを意識した生産体制に取り組みながら、自動車業界における重要なプレーヤーとしての地位を確立していくことが期待されています。

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