レディング・フェスティバル

レディング＆リーズ・フェスティバル：イギリスを代表するロックフェス

毎年8月末、イギリスのレディングとリーズという2つの都市で盛大に開催される「レディング＆リーズ・フェスティバル」。この野外ロックフェスティバルは、イギリスの音楽シーンを代表するイベントとして、世界中から音楽ファンを魅了しています。金曜から日曜の3日間に渡り開催され、共通チケットで両会場の公演を楽しむことができます。

歴史と変遷

その起源は1961年、ハロルド・ペンドルトンがリッチモンド運動場で開催した「ナショナル・ジャズ・フェスティバル」にまで遡ります。その後、イギリス各地を転々としたのち、1971年にレディングに定着し、「レディング・フェスティバル」として認知されるようになりました。

しかし、1984年と1985年には、地方自治体の政治的理由から開催が中止されるという出来事もありました。

大きな転換期となったのは1999年。レディング会場だけでは収容しきれないほど観客数が増加したため、リーズでの同時開催が決定されました。これにより、同じアーティストが日程をずらして両会場に出演するという現在のスタイルが確立。このモデルは、日本のサマーソニックにも影響を与えたと言われています。なお、レディング会場の公演は毎年、イギリスの公共放送BBCによってテレビ中継されています。

輝かしい出演アーティストたち

長年に渡り、数え切れないほどのアーティストがレディング＆リーズ・フェスティバルのステージに立ってきました。その中には、イギリスを代表するロックバンドはもちろん、世界的に有名なミュージシャンも多数含まれています。

日本のアーティストも積極的に参加しており、BOWWOW（VOWWOW名義での出演も含む）、少年ナイフ、コーネリアス、The 5.6.7.8's、Crossfaith、BABYMETAL、Bo Ningen、ONE OK ROCK、MAN WITH A MISSIONなど、多くのアーティストがフェスティバルを盛り上げてきました。

スポンサーシップ

2007年までは、イギリスを代表するビールブランドであるCarling社が冠スポンサーを務め、「the Carling Weekend Reading and the Carling Weekend Leeds」という名称でイベントが開催されていました。

ステージ構成

2021年からは、メインステージが東西（EAST/WEST）に分割されるなど、会場構成にも変化が見られます。ヘッドライナーはもちろんのこと、様々なジャンルのアーティストが出演し、多様な音楽体験を提供しています。各年のヘッドライナーや出演アーティストのリストは、公式ウェブサイトなどで確認できます。

まとめ

レディング＆リーズ・フェスティバルは、単なる音楽イベントを超え、イギリスの音楽文化を象徴する存在となっています。その歴史、規模、そして出演アーティストの豪華さは、世界中の音楽ファンを惹きつけてやまない魅力です。今後もこのフェスティバルが、音楽シーンをさらに盛り上げていくことを期待せずにはいられません。

参考情報:

公式ウェブサイト
YouTubeチャンネル
X（旧Twitter）
Facebook
* Instagram

もう一度検索