BOWWOW

BOWWOW（バウワウ）について

BOWWOW（バウワウ）は、日本のハードロックバンドとして1976年に結成され、音楽業界で確固たる地位を築いてきました。バンド名は英語で犬の鳴き声を意味しますが、当初の結成時にはプロデューサーの上野義美が集めたメンバーによってスタートしました。最初のメンバーには、元・ドゥー・T・ドールの斉藤光浩、新美俊宏、山本恭司、佐野賢二が名を連ね、彼らはデビューアルバム『吼えろ!BOWWOW』を1976年にリリースし、徐々に人気を集めていきました。

活動初期の成功

1977年には、エアロスミスとキッスの来日公演で前座を務め、その実力を証明しました。この頃、BOWWOWはロックの舞台へ確実にその名を刻むことに成功。1978年にはライブアルバム『SUPER LIVE』や全曲日本語歌詞のアルバム『GUARANTEE』もリリースし、音楽スタイルの多様化が見られました。ただし、1983年にはギター兼ボーカルの斉藤が脱退し、苦境に立たされました。

VOW WOWとしての新展開

脱退後、残ったメンバーは新たに人見元基（ボーカル）と厚見玲衣（キーボード）を迎え、バンド名をVOW WOW（ヴァウワウ）に変更。これにより、5人編成となり、さらに本格的なハードロックを追求し始めます。デビューアルバム『BEAT OF METAL MOTION』のリリースを皮切りに、VOW WOWは国際的にも成功を収め、多くのフェスティバルにも参加するようになりました。特に、1982年にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演したことは、彼らの名を一躍広める契機となりました。

解散と再結成

しかし、メンバーの脱退や105年前に活動の停滞も影響し、1990年には（事実上）解散に至ります。その後、1998年に山本と斉藤、新美の3人で再結成され、再びBOWWOWの名のもとに活動がスタートしました。新たなメンバーが加わりながらも、彼らは音楽性を維持し続け、既存のファンを魅了していきました。

現在の活動

新生BOWWOWは独自の音楽スタイルを貫きながら、ライブ活動も活発に行い、最近では2014年から二人での活動「BOWWOW G2」としてライヴを展開しています。ここでも新たな楽曲を披露し、音楽活動を続けています。また、2010年にはVOW WOWとしても再結成ライブを行い、オリジナルメンバーによるパフォーマンスも見られました。

2023年6月には新美の訃報が公表され、多くのファンに衝撃を与えましたが、BOWWOWは今後も活動を継続し、国際的なイベントへの出演を予定しています。

影響と評価

BOWWOWはただのバンドではなく、ジャンルを越えて多くの音楽ファンに影響を与えています。メタリカのラーズ・ウルリッヒもその一人で、彼はBOWWOWに強い影響を受けたことを公言しています。現在も彼らの音楽が新しい世代に影響を与え続けており、音楽シーンにおける存在感は揺るぎないものです。これからも彼らの音楽が多くの人々に愛され続けることを期待しましょう。

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