レナルド・ディクソン

レナルド・ディクソンは、1990年9月20日に生まれ、カナダとアメリカ合衆国の両方のルーツを持つプロバスケットボール選手です。現在はB3リーグのしながわシティに所属し、センターのポジションでチームに貢献しています。

生い立ちとプロ入りまで

ディクソンは、ノエル・ディクソンとネバ・ポーターを両親に持ち、カナダのオンタリオ州トロントで生まれました。会計学を専攻していた彼は、ノースカロライナ州のクリスチャン・フェイス・アカデミーでバスケットボール選手としての才能を開花させ、平均26得点、14リバウンドという素晴らしい成績を残しました。さらに、セントラル・テック高校でも3年間プレーし、平均19得点、9リバウンドを記録。カナダの強豪AAUチーム「Grassroots Canada Elite」にも所属し、着実に実力を高めていきました。

2010年から2014年まで、ニューメキシコ州立大学（D1）でプレーしました。1年目はレッドシャツとして過ごす予定でしたが、チームの負傷者続出により、20試合に出場する機会を得ました。3年次には先発出場も増え、特に守備面で大きく貢献。シーズン46ブロックを記録し、NMステートのシーズンブロック数ランキングで9位タイとなりました。4年次には35試合に出場し、平均8.5点を記録しました。

プロとしてのキャリア

大学卒業後、ディクソンは海外リーグに挑戦し、2014-15シーズンはドイツのプロバスケットボールリーグ「ProB」のイツェホー・イーグルスでプロデビューを果たしました。13試合に出場し、平均14.3得点、5.7リバウンド、1.6ブロックを記録しました。その後、カナダのハリファックス・ハリケーンズ（2015-18）ではリーグチャンピオンシップを獲得、セントジョン・リップタイド（2018-19）、ドミニカ共和国のプエブロ・ヌエボ（2018-19）でもプレーしました。

2020-21シーズンにはBリーグに参戦し、鹿児島レブナイズでプレーしました。30試合に出場し、平均16.9得点を記録しました。2021-22シーズンは青森ワッツに所属し、52試合に出場、平均11.5得点、6.9リバウンドを記録しました。2022-23シーズンからはしながわシティに所属し、主力選手として活躍しています。2024-25シーズンは湘南ユナイテッドBC、トライフープ岡山への短期契約を経て、再びしながわシティに復帰しました。2025年3月にはBリーグキャリア通算200スティールを達成しています。

プレースタイルと人物像

ディクソンは、センターとしてのサイズと運動能力を生かし、得点とリバウンド、そしてディフェンスでチームに貢献できる選手です。特に、ゴール下でのブロックショットは彼の持ち味の一つです。ニックネームは「ベンズ」。

Bリーグでの活躍

Bリーグでは、鹿児島、青森、しながわシティと渡り歩き、どのチームでも一定の成績を残しています。特に、しながわシティでは中心選手としてチームを牽引し、B3リーグでの存在感を示しています。得点能力だけでなく、ディフェンス面でも貢献できる彼の存在は、チームにとって貴重な戦力となっています。

レナルド・ディクソンの今後の活躍から目が離せません。

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