レナン・ロディ

レナン・ロディ：ブラジルが生んだサイドバックの軌跡

レナン・アウグスト・ロディ・ドス・サントス（Renan Augusto Lodi dos Santos）、通称レナン・ロディは、1998年4月8日、ブラジルのサンパウロ州セラーナで生まれました。現在、サウジ・プロフェッショナルリーグの強豪、アル・ヒラルでディフェンダーとして活躍しています。そのアグレッシブなプレースタイルと献身的な姿勢で、国内外のサッカーファンを魅了し続けています。

クラブキャリア

ロディは、2012年にアトレチコ・パラナエンセのユースチームに加入し、その才能を開花させました。2016年10月14日には、グレミオ戦でセリエAデビューを果たし、トップチームでのキャリアをスタートさせます。2018年には、カンピオナート・パラナエンセのU-23チームで初ゴールを記録。同年にはクラブとの契約を2022年まで延長し、チームからの信頼の厚さを示しました。

2019年、ロディは大きな転機を迎えます。スペインの名門、アトレティコ・マドリードへの移籍が決定。移籍金は2000万ユーロとされ、6年間の契約を結びました。アトレティコでは、同じブラジル出身の先輩、フィリペ・ルイスの後釜として期待され、背番号12番を与えられました。開幕戦からスタメンに抜擢されると、リーガ・エスパニョーラデビューを飾り、2019年11月24日のグラナダ戦でクラブ初ゴールを記録しました。2020年2月20日には、チャンピオンズリーグ ラウンド16 1stレグのリヴァプール戦でマン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せ、チームの準々決勝進出に大きく貢献しました。

2022年8月には、ノッティンガム・フォレストFCへのローン移籍を経験し、2023年7月には、オリンピック・マルセイユへ完全移籍。そして、2024年1月、サウジアラビアのアル・ヒラルへ活躍の場を移し、新たな挑戦をスタートさせています。

代表キャリア

ロディは、ブラジル代表としてもその才能を発揮しています。2019年10月には、A代表に初招集され、同月10日のセネガル代表戦でA代表デビューを果たしました。2021年に開催されたコパ・アメリカ2021では、ブラジル代表の全試合に出場し、決勝まで進出しましたが、惜しくもアルゼンチン代表に敗れました。

エピソード

アトレティコ・マドリード加入当初は、U-23ブラジル代表でのプレーをクラブから許可されなかったことに困惑し、ディエゴ・シメオネ監督に「ブラジルに帰らせてくれ」と懇願したというエピソードがあります。また、ラ・リーガデビュー戦で退場処分を受けた後、恋人に「もう無理だ、ブラジルに帰ろう」と話したことなど、異国の地での生活に苦労した時期もあったようです。

2020年5月には、新型コロナウイルスに感染していることが発覚しましたが、幸いにも無症状で、自宅隔離を経て回復しました。

プレースタイル

レナン・ロディは、スピードとテクニックを兼ね備えた攻撃的なサイドバックです。積極的な攻撃参加と精度の高いクロスが持ち味で、チャンスメイク能力に長けています。また、対人守備にも優れており、豊富な運動量でサイドを駆け上がり、チームに貢献します。左サイドからの攻撃性能は目を見張るものがあり、今後の活躍が非常に楽しみな選手です。

タイトル

アトレチコ-PR

コパ・スダメリカーナ: 1回 (2018)
カンピオナート・パラナエンセ: 1回 (2018)

アトレティコ・マドリード

* ラ・リーガ: 1回 (2020-21)

まとめ

レナン・ロディは、ブラジルから世界へ羽ばたき、着実に成長を遂げている注目のサッカー選手です。アル・ヒラルでの活躍はもちろん、今後のブラジル代表での活躍にも期待が高まります。その情熱的なプレーで、世界中のサッカーファンを魅了してくれることでしょう。

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