レ・ガールズ (テレビ番組)

『レ・ガールズ』：昭和を彩ったバラエティ番組

『レ・ガールズ』は、1967年8月4日から1968年7月12日まで、日本テレビ系列局で毎週金曜19:30 - 20:00に放送されていた、日本テレビ製作のバラエティ番組です。花王石鹸（現・花王）がスポンサーを務め、カラー放送で当時の視聴者を楽しませました。

番組概要

番組の中心は、金井克子、原田糸子、由美かおる、奈美悦子、江美早苗（後の中里綴）からなる「レ・ガールズ」のメンバーです。彼女たちがレギュラーとして出演し、各回のゲストと共に多彩なコーナーを繰り広げました。

番組は主に以下の5つのコーナーで構成されていました。

1. ミニ・ミュージカル: レ・ガールズとゲストがコントを披露するコーナー。毎回趣向を凝らしたストーリーと演出で、視聴者を楽しませました。
2. コント・デ・マー坊: マスコット人形を使ったコミカルなコントコーナー。子供から大人まで幅広い層に親しまれました。
3. ヒットソング・コーナー: レ・ガールズやゲストが当時のヒット曲を歌うコーナー。音楽好きにはたまらない時間でした。
4. ショー・ナンバー: 華やかな歌とダンスで構成されたコーナー。レ・ガールズの魅力が最大限に引き出されました。
5. みんなで踊ろう: 一般からの参加者とレ・ガールズが一緒にダンスを踊るコーナー。視聴者参加型の企画で、番組の一体感を高めました。

初回放送のゲストは渡哲也と、前番組『チック・タックのフライマン』で吹き替えを担当していた晴乃チック・タックでした。最終回にはドンキー・カルテットとコント55号が登場し、「ミニ・ミュージカル」ではレ・ガールズ扮するビューティーサロンとドンキー扮する床屋が、商売合戦を繰り広げるというユニークなコントを披露しました。

テーマ曲

番組のテーマ曲は「ミニ・ミニ・ガール」（作詞・作曲：浜口庫之助 / 編曲：木村好夫）です。1967年8月には、金井克子のソロシングルとしてレコードが発売され、「小っちゃな恋の歌」のカップリングとして収録されました。

スポンサー降板と番組の終焉

番組の終了後、花王石鹸はこの金曜19:30枠のスポンサーから撤退しました。これにより、1956年1月に『花王ワンダフルクイズ』がスタートしてから日本テレビで12年半続いた、花王の一社提供番組シリーズは幕を閉じました。

『レ・ガールズ』は、昭和のテレビ史において、バラエティ番組の新たな可能性を切り開いた作品として、その名を刻んでいます。

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