レ・コン・ビン

レ・コン・ビンのプロフィールとキャリア

レ・コン・ビン（Lê Công Vinh）は1985年12月10日にベトナムのゲアン省に生まれた元サッカー選手で、国の代表としても活躍したストライカーです。彼は妻である歌手のトゥイ・ティエン（Thủy Tiên）と共に公私にわたる注目を集めており、スポーツとエンターテインメントの世界で存在感を放っています。

サッカーキャリアの始まり

コン・ビンは2004年にソンラム・ゲアンでプロとしてのキャリアをスタートさせました。最初の数年間はベトナム国内リーグで腕を磨き、特に2008年にはベトナムサッカー史上最高額の移籍金でハノイT&Tに移籍し、その名を轟かせました。

2009年には、ポルトガルのレイションイスSCに4ヶ月間のレンタル移籍を実現。この時、彼はベトナム人として初めてポルトガル1部リーグで出場する選手となりました。彼のデビュー戦となったウニオン・レイリア戦では先発出場を果たし、続いて公式戦初得点も記録しました。

日本リーグへの挑戦

コン・ビンは2013年に日本のJリーグ、コンサドーレ札幌に期限付きで移籍し、そこで初のベトナム人Jリーガーとなりました。続く数試合でのパフォーマンスで、彼の名声はさらに高まり、特に2013年9月22日に行われたV・ファーレン長崎戦での得点は、彼にとってJリーグ初得点となりました。コンサドーレ札幌では11試合に出場し、4得点をあげる活躍を見せました。

帰国とその後の活動

2014年、コン・ビンはベトナムに戻り、再びハノイFCに所属。彼はその後、ベカメックス・ビンズオンに移籍し、ACL（アジアチャンピオンズリーグ）でFC東京や柏レイソルなどとも対戦しました。現役を引退したのは2016年で、その後すぐにホーチミン・シティFCの会長に就任しましたが、2018年より同職を辞任。彼は「CV9アカデミー」というサッカーアカデミーを設立し、若手選手の育成に貢献しています。

代表歴と栄光

彼は2004年から2016年にかけてベトナム代表としても活躍し、国際Aマッチで84試合に出場し、51得点を記録しました。主要な大会としては、AFCアジアカップ2007や、AFFスズキカップ（2008年・2012年）などがあります。特に2008年のAFFスズキカップではチームを優勝へ導き、個人としても大会のベストイレブンに選ばれました。

個人の栄誉

レ・コン・ビンはそのキャリアの中で、ベトナム年間最優秀選手に3度選ばれるなど、数々の栄誉を受けています。彼のスキルやリーダーシップは、ベトナムサッカー界において大いに評価されており、後進たちにとってもロールモデルとなっています。彼のキャリアは、多くのサッカーファンにとって感銘を与え、未来の選手たちにも励みとなることでしょう。

もう一度検索