レーサム

株式会社レーサム

株式会社レーサム（英: Raysum Co., Ltd.）は、東京都千代田区に本社を構える不動産会社です。

沿革

同社の歴史は、1992年（平成4年）5月1日に、東京都新宿区新宿において株式会社レーサムリサーチとして設立されたことに始まります。

設立から約9年後の2001年（平成13年）4月5日には、株式を店頭登録し、現在のジャスダック市場に上場を果たしました。

事業展開において特に注目を集めたのは、2005年（平成17年）8月に、当時の西武鉄道の親会社であった株式会社コクドの原宿本社跡地を取得した出来事です。この大型不動産取引により、同社は広くその名を知られるようになりました。

2008年（平成20年）1月1日には、商号を現在の株式会社レーサムに変更しています。

以前取得した原宿コクド跡地に関しては、自社開発を計画していましたが、2013年（平成25年）6月29日にこの計画を断念し、同地をヨドバシカメラに売却することを決定しました。

その後の事業戦略の再編として、2018年（平成30年）11月には、保有していたグローバル・インベストメント、レーサム・キャピタル・インベストメント、つばめインベストメントの全株式を譲渡し、サービシング事業から撤退しました。

翌年の2019年（平成31年）3月31日には、旧・グローバル債権回収である株式会社グローバルを吸収合併しています。

近年、同社の資本構成には大きな変化がありました。2022年（令和4年）11月11日には、投資ファンドであるオアシス・マネジメント傘下のRays Company (Hong Kong) Limitedが、株式公開買付け（TOB）を実施し、発行済み株式の64.21%を取得しました。

さらに2024年（令和6年）11月7日には、不動産デベロッパーのヒューリックが、同社に対する株式公開買付けを行うとともに、Rays Company (Hong Kong) Limitedの全株式を取得しました。これにより、間接的な出資分を含め、発行済み株式の93.02%を取得し、ヒューリックが新たな親会社となりました。

この親会社変更に伴い、同社は2025年（令和7年）3月4日に東京証券取引所スタンダード市場において上場廃止となる予定です。

そして、2025年（令和7年）3月6日には株式併合が実施されることにより、株主はRays Company (Hong Kong) Limitedとヒューリックのみとなる予定であり、ヒューリックによる間接的な出資分を含め、完全子会社化が完了する見込みです。

関係会社

株式会社レーサムの主な関係会社には以下の企業があります。

株式会社WeBase
株式会社レイパワー
株式会社LIBERTE JAPON
株式会社ベストメディカル
株式会社レーサム・キャピタル
株式会社レーサム福岡

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