レーザーバレット

レーザーバレット：ダート短距離の雄

レーザーバレットは、2010年12月、中山競馬場のダート1800mでデビュー。2歳にして鮮やかな初勝利を飾ると、3歳時には500万下競走も快勝し、将来を嘱望されました。しかし、クラシック路線挑戦となったヒヤシンスステークスでは8着に敗れ、UAEダービーへの挑戦も9着と結果を残せませんでした。その後は順調に勝利を重ね、オープン入りを果たします。

4歳時には重賞初挑戦となる平安ステークスに出走するも12着と惨敗、長期休養に入ります。5歳で復帰すると、徐々に復調の兆しを見せながらも、勝ちきれないレースが続きました。

転機が訪れたのは6歳時。白嶺ステークスで勝利し、オープンに再昇級。その後は勝ち星こそ遠ざかったものの、持ち前の末脚を活かしたレース運びで着順を上げていきます。

7歳で迎えた2015年は、レーザーバレットにとって飛躍の年となりました。初の1200m戦となったジャニュアリーステークスを制し、オープン競走初勝利。続く京葉ステークスでも勝利し、勢いに乗ります。地方競馬のかきつばた記念では2着と好走。そして、悲願の重賞初制覇となるテレ玉杯オーバルスプリントを制しました。続く兵庫ゴールドトロフィーでも勝利し、重賞2勝目を挙げました。

8歳となった2016年も活躍は続きます。根岸ステークスや東京スプリントでは結果を残せませんでしたが、かきつばた記念で3着、そして、前年に続きテレ玉杯オーバルスプリントを連覇。重賞3勝目を挙げました。しかし、マイルチャンピオンシップ南部杯やJBCスプリントでは着外に終わりました。

9歳、10歳と年齢を重ねても現役を続行。東京スプリントで3着に入るなど健闘を見せますが、かつてのような輝きは失われつつありました。2018年5月、10歳にして競走馬登録を抹消、引退となりました。

レーザーバレットは、決して華々しい経歴を持つ馬ではありませんでしたが、持ち前の粘り強さと末脚で数々のレースを戦い抜きました。ダート短距離を得意とし、特にテレ玉杯オーバルスプリントでの連覇は、その実力を証明するものです。地方競馬でも好成績を残し、多くのファンを魅了したレーザーバレットの競走生活は、多くの競馬ファンにとって忘れられないものとなりました。その競走成績は、JBISサーチやnetkeiba.comなどの競馬情報サイトで確認できます。

主な勝ち鞍

2015年 テレ玉杯オーバルスプリント
2015年 兵庫ゴールドトロフィー
* 2016年 テレ玉杯オーバルスプリント

血統

（血統表は情報源に記載されているものをご参照ください）

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