ロイク・コルバル

ロイク・コルバル（Loïc Korval、1988年5月15日 - ）は、フランス出身の柔道家であり、階級は66kg級です。

人物：

2010年の世界選手権では、準決勝で森下純平選手に敗れたものの、見事3位入賞を果たしました。しかし、その後は怪我の影響もあり、しばらく低迷が続きました。2014年になると、グランドスラム・パリで3位に入賞し、ヨーロッパ選手権では優勝を飾るなど、再び輝きを取り戻します。世界選手権では、準決勝で海老沼匡選手に敗れ、5位という結果に終わりました。2015年8月の世界選手権では、3回戦でイスラエルのゴラン・ポラック選手に終了間際に逆転の反則負けを喫しました。また、同じFlam91クラブに所属するドイツのマルティナ・トライドス選手とは恋人関係にあります。

ドーピング違反を巡って：

ドーピング検査における居場所情報の不備、いわゆる「No-Show」が2013年6月から2014年8月までの間に3度発生したため、フランス柔道連盟の規律委員会から2014年10月から2015年8月まで10ヶ月間の大会出場停止処分を受けました。しかし、2015年3月には、アンチドーピング活動の情報管理システム「ADAMS」の誤作動により、4度目のNo-Showと認定される事態が発生。これにより、過去のNo-Showも当局の不備によるものと主張し、出場停止処分は解除されました。しかし、2015年9月には、フランスのアンチ・ドーピング機関AFLDから過去のNo-Show違反を理由に2年間の大会出場停止処分が下されました。この処分に対し、国務院に停止処分の凍結を求めて提訴。2016年4月15日、異議申し立ての結果、処分は2年から1年に軽減され、リオデジャネイロオリンピック出場の可能性が残されましたが、5月に国務院はコルバル選手に依然として半年ほどの停止期間が残っているとの最終判断を下し、リオデジャネイロオリンピックへの出場は叶いませんでした。

主な戦績：

2009年 - ベルギー国際　優勝
2009年 - ワールドカップ・ブカレスト　2位
2009年 - ワールドカップ・タリン　優勝
2010年 - ベルギー国際　優勝
2010年 - グランドスラム・パリ　5位
2010年 - グランプリ・デュッセルドルフ　3位
2010年 - ヨーロッパ選手権　5位
2010年 - グランドスラム・リオデジャネイロ　3位
2010年 - 世界選手権　3位
2010年 - グランドスラム・東京　5位
2010年 - グランプリ・青島　5位
2011年 - グランドスラム・パリ　5位
2014年 - グランドスラム・パリ　3位
2014年 - グランプリ・サムスン　2位
2014年 - ヨーロッパ選手権　優勝
2014年 - 世界選手権　5位
2015年 - グランドスラム・バクー　3位
2015年 - ヨーロッパ競技大会　個人戦　3位　団体戦　優勝
2016年 - グランプリ・ハバナ　2位

(出典、JudoInside.com)。

外部リンク：

ロイク・コルバル - JudoInside.com のプロフィール（英語）

もう一度検索