ロウバイ科

ロウバイ科について

ロウバイ科（Calycanthaceae）は、クスノキ目に分類される植物の科です。クロンキスト体系では双子葉植物綱に属しており、東アジアとアメリカ合衆国に4属12種が分布しています。

特徴

ロウバイ科の植物は、落葉性または常緑性の低木、あるいは小高木です。葉は単葉で、茎に対生する形で生えます。花は独特の構造を持ち、花弁とおしべが螺旋状に配列するのが特徴です。多くの種が芳香を放ちます。

代表的な種

ロウバイ（Chimonanthus praecox）: 冬に黄色い花を咲かせるロウバイは、古くから庭木として親しまれています。名前の通り、蝋細工のような質感の花が特徴です。漢字では「蝋梅」と書きますが、バラ科のウメとは全く異なる植物です。
クロバナロウバイ属（Calycanthus）: クロバナロウバイ属は、比較的栽培が容易で、最近では庭や公園で見かける機会も増えました。花の色や形がロウバイとは異なります。
その他の属: ロウバイ科には、他にIdiospermum属、Sinocalycanthus属（ナツロウバイなど）があります。

分類

ロウバイ科は、以下の4属に分類されることがあります。

1. ロウバイ属 (Chimonanthus) - ロウバイなど
2. クロバナロウバイ属 (Calycanthus)
3. Idiospermum属
4. Sinocalycanthus属 - ナツロウバイなど

注意点

ロウバイは、名前や漢字表記からウメ（梅）と混同されがちですが、植物学的には全く異なる科に属しています。

外部リンク

詳細な情報については、以下の外部リンクをご参照ください。

Calycanthaceae in Watson, L., and Dallwitz, M.J. 1992 onwards. The families of flowering plants: descriptions, illustrations, identification, and information retrieval. Version: 29th July 2006

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