ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナ

ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナは、カリフォルニア州ロサンゼルスのロサンゼルス・メモリアル・コロシアムの近隣に位置していた屋内競技場です。1959年7月4日に開場し、長年にわたり数々のスポーツイベントやエンターテイメントの舞台として利用されました。

このアリーナは、1984年のロサンゼルスオリンピックではボクシング競技の会場として使用されたことで知られています。また、プロスポーツでは、NBAのロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズ、NHLのロサンゼルス・キングスが本拠地として使用していました。NCAA（全米大学体育協会）の男子バスケットボールトーナメントの準決勝、ファイナルフォーも1968年と1972年に開催され、大学スポーツの歴史においても重要な役割を果たしました。

スポーツ以外にも、1964年、1976年、1981年、そして2008年には大相撲の海外公演が開催され、日本の伝統文化をアメリカの観客に紹介する場となりました。さらに、プロレスファンにとっては、WWE最大のイベントであるレッスルマニアが1986年と1991年に開催された場所としても記憶されています。

しかし、時代とともに施設の老朽化が進み、新たな開発計画が持ち上がりました。ロサンゼルスFCがメジャーリーグサッカーの新スタジアムを誘致した結果、このアリーナは2016年に閉鎖され、解体されました。そして、その跡地にはバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムが建設されました。

ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナは、長年にわたりロサンゼルスのスポーツとエンターテイメントの中心地として、多くの人々に愛されてきました。閉鎖と解体は、この地域にとって大きな変化であり、新しいスタジアムの建設は、その歴史を継承する新たな一歩となりました。この場所は、様々なイベントの記憶とともに、ロサンゼルスの歴史の一部として語り継がれていくでしょう。

もう一度検索