ロジック・システム

ロジック・システム（LOGIC SYSTEM）

ロジック・システムは、1981年に結成された日本の音楽ユニットで、主にテクノポップジャンルで知られています。このユニットの中心人物である松武秀樹は、かつてイエロー・マジック・オーケストラ（YMO）でマニピュレーターとして活躍していたことで、音楽界での名声を築いています。彼が主導するロジック・システムは、国内外で数多くのシングルやアルバムを発表しており、特に1980年代にその活動を活発化させました。

初期の活動とアルバムのリリース

ロジック・システムは、結成から1982年の間に東芝EMI（現在のユニバーサル ミュージック ジャパン）から3枚のスタジオアルバムをリリースしました。これらのアルバムは、テクノポップに特有のシンセサイザーとリズミカルなビートを駆使した作品で、当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。特に、代表アルバムである「Logic」、「Venus」、「東方快車 〜Orient Express〜」は、テクノポップ系の楽曲として今も多くのファンに親しまれています。

その後、1983年から1990年にかけては活動が停滞しましたが、1991年に編曲家の入江純が加わり、音楽活動を再開しました。この際には、アルファレコード（現：ソニー・ミュージックレーベルズ）から新たなアルバムやサウンドトラックを発表しました。

メンバーの役割と音楽スタイル

ロジック・システムの楽曲制作において、初期には多数の外部アレンジャーが起用されていました。しかし、1991年以降は松武秀樹がコンピュータープログラムなどのオペレーションを担当し、入江純がアレンジを行うスタイルにシフトしました。これは、ユニットの音楽的統一感を高め、進化を遂げる要因の一つとなりました。入江はライブ活動には参加せず、主にスタジオでの制作に専念しているため、ライブパフォーマンスには松武の独自の表現が色濃く反映されます。

近年の活動

ロジック・システムは、2020年に約12年ぶりの新アルバム「TECHNASMA」をリリースしました。これは、新たに山口美央子がメインコンポーザーとなり、現代の音楽シーンにフィットした作品として注目を集めました。新作が発表されるたびに、ファンの期待が高まり、ユニットの音楽に対する熱情が依然として強いことを示しています。

ディスコグラフィ

これまでの活動において、ロジック・システムは多数のシングルやアルバム、サウンドトラックをリリースしています。代表的なシングルには「Domino Dance」や「ライディーン」、アルバムには「Everything Is In The Nature」、「Tansu Matrix」などがあります。特に、2003年以降リリースされたベストアルバムやリミックスアルバムもファンからの支持を受けています。

今後の展望

ロジック・システムは、長い歴史を持ちながらも、新しい作風に挑戦し続けています。今後も、さらなる新作のリリースやライブパフォーマンスに期待が寄せられています。彼らの音楽がこれからどのように進化していくのか、ファンは目を離せません。

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