ロスト バタフライ

ロスト バタフライ：ルルティアの代表的シングル

2001年12月6日、シンガーソングライター・ルルティアの2枚目のシングル「ロスト バタフライ」がリリースされました。デビューシングル「愛し子よ」からわずか2ヶ月後という迅速なリリースがなされたこのシングルは、ルルティアにとって大きな転機となりました。

この作品は、ルルティアが作詞作曲を手掛け、編曲はルルティア自身と佐藤鷹氏によって完成されました。オリコンチャートに初めてランクインを果たし、累計売上枚数は1万枚を突破。ルルティアのシングル作品の中でも、最も高いセールスを記録するヒット作となりました。

楽曲の魅力と背景

「ロスト バタフライ」は、デビュー前から存在していた楽曲で、既に完成度の高い状態にありました。実際、デビュー前のプロモーション用CD「愛し子よ」には、ラフミックス版が収録されていたという逸話も残されています。歌詞には英語が一部使用されており、ルルティア作品の中でも珍しい特徴と言えるでしょう。

その完成度の高さに加え、力強いサウンドと切ないメロディーは、多くのリスナーの心を捉えました。特にラジオ局では複数局でパワープレイを獲得、FM局オンエアチャートでは、当時1位を記録していた宇多田ヒカルの「traveling」を抜き、2001年12月度の1位を獲得するという快挙を成し遂げました。

収録内容と関連作品

シングルには表題曲「ロスト バタフライ」に加え、カップリングとして「僕らの箱庭」と「エレメンツ (Lode Star Melody)」が収録されています。「僕らの箱庭」は、後にアルバム『R°』にも収録され、ラジオドラマ『恵みの島〜星のつぶやき』ではインストゥルメンタルの一部が使用されました。「エレメンツ (Lode Star Melody)」は、アルバム『R°』に収録されている「エレメンツ」のスキャットバージョンです。「ロスト バタフライ」は劇団AND ENDLESS 10周年記念公演『美しの水』の劇中歌としても使用されました。

さらに、CD-EXTRAとして「ロスト バタフライ」のプロモーションビデオが収録されており、視覚的にも楽曲の世界観を楽しむことが可能です。

サンプラーCDの配布

「ロスト バタフライ」の発売前後には、タワーレコード限定で無料のサンプラーCDが配布されました。このサンプラーCDには、「ロスト バタフライ」、「僕らの箱庭」、「愛し子よ」の3曲が1コーラスずつ収録されており、ルルティアの作品を気軽に試聴できる機会を提供していました。

まとめ

「ロスト バタフライ」は、ルルティアのキャリアにおいて重要な位置を占めるシングルです。高い音楽性と商業的な成功、そして多くのリスナーに愛される楽曲として、その存在感は今もなお輝き続けています。オリコンチャート初ランクイン、FMチャート1位獲得など、様々な記録も残しており、ルルティアの代表曲として、今後も長く語り継がれることでしょう。

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