ロスト プラネット エクストリーム コンディション

ロストプラネット エクストリームコンディション

『ロストプラネット エクストリームコンディション』（Lost Planet: Extreme Condition）は、カプコンが2006年1[[2月21日]]にXbox 360向けに発売したサードパーソン・シューティングゲームです。次第に人気を博し、2007年にはWindows版、2008年にはPlayStation 3版もリリースされました。その後、携帯アプリ版も公開され、2008年5月29日にはオンライン拡張版『ロストプラネット コロニーズ』が発売されました。

ゲームの概要

本作は、カプコンが開発した自社製のマルチプラットフォームエンジン「MT Framework」を使った第2作品目でもありました。初めての開発はPlayStation 2向けでしたが、後にXbox 360用に変更されました。ゲームの形式はサードパーソン・シューティング（TPS）で、特有のワイヤーを使ったアクション要素が加えられています。登場するロボット兵器「バイタルスーツ」は、フィギア製作を参考にしながら質感を表現しており、これによりゲーム内でのリアリズムが増しています。また、Xbox Liveにも対応しており、オンライン対戦も楽しむことができます。

発売からわずか1ヶ月後に100万本を出荷し、以降も全世界で600万本以上を売り上げました。この成功が評価され、2007年度日本ゲーム大賞優秀賞を受賞するなど、ゲーム業界での影響力を発揮しました。また、ゲームプレイヤー向けに2006年11月24日に先行試遊版が配信され、50万回以上のダウンロードを達成しています。

ストーリー

物語の舞台は、極寒の惑星『EDN-3rd』。人類はこの星への入植実験を試みますが、原住生物であるエイクリッド（AK）の襲撃に遭い、撤退を余儀なくされます。しかし、AKの体内から発見された未知のエネルギー『T-ENG』への執着から、人類は対AK用兵器バイタルスーツを開発します。この状況下で、主人公ウェイン・ホールデンは父親の部隊と共に調査を行っていたところ、巨大AK「ミドリメ」に遭遇し、部隊は全滅します。彼は一時的に氷漬けになった後、雪賊のユーリによって救出され、再び極寒の地での戦いに身を投じることになります。

主要キャラクター

ゲームには多彩なキャラクターが登場します。主人公ウェインは記憶を失い、父の仇であるミドリメを討つために立ち向かう一方、ユーリは独自の目的のために行動し、ルカやリックとともに雪賊の隊として活躍します。重要なキャラクター同士の関係性が物語に深みを与える要素となっています。

ゲームプレイ

プレイヤーは、主人公として多様な武器を駆使し、迫りくる敵のAKと戦います。ワイヤーアクションを駆使することで、さらに多彩なテクニックを駆使することが可能になります。また、オンラインバトルではチームサバイバルやサバイバルモードなど、プレイのスタイルも多様です。さらには、バイタルスーツの操作なども含めて、ゲーム内でのバトルが進行します。

移植版と拡張コンテンツ

本作はWindowsやPlayStation 3などに移植され、各プラットフォームごとに特定の追加コンテンツが提供されました。特にPlayStation 3版では、新しいキャラクターが追加されたり、Xbox Liveでの無料追加マップと連携した要素が取り入れられています。

続編と関連作品

『ロストプラネット』シリーズは続編も発表され、2010年には『ロストプラネット 2』、さらに2013年には『ロストプラネット 3』が発売されました。また、本作に関連したアートブックや公式ガイドもリリースされています。

本作はその魅力的なストーリーと革新的なゲームプレイにより、多くのファンを魅了した作品として記憶されています。

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