ロゼット (企業)

ロゼット株式会社（ROSETTE Co., Ltd.）

ロゼット株式会社は、東京都品川区に本社を構える日本の化粧品メーカーであり、山田養蜂場のグループ会社です。もともとは皮膚ケア商品に特化しており、その中でも特に有名なのは「ロゼット洗顔パスタ」です。この製品は多くの人々に愛され、長年にわたって販売されています。この段落では、ロゼットの歴史や製品に関する詳細をお伝えします。

沿革

ロゼット株式会社は、1929年に創業者の原敏三郎によって、大分県でスタートしました。当初は「レオン洗顔クリーム」を開発し、発売を始めました。その後、1934年に「株式会社レオン商会」として法人化し、1944年には戦争の影響で一時的に生産を中止しました。しかし、1951年に「ロゼット洗顔パスタ」として再登場を果たしました。1944年から1951年の間に市場には多くの模倣商品が流通したため、原は新たなブランド戦略を立て、販売元を「昭光製薬株式会社」とし、「ロゼット洗顔パスタ」と改名しました。この商品名の由来は、バラの花飾りやリボンを表し、ペースト状の商品であることを示しています。

1954年には新たな法人「株式会社詩留美屋」を設立し、現在までその商号が続いています。1994年に現在の名称に改名し、2002年には国際規格のISO 9001を取得。2006年には山田養蜂場の傘下となり、安心・安全な商品を提供しています。

ロゼット洗顔パスタ

ロゼット洗顔パスタは、日本初のクリーム状の洗顔料として誕生し、その特点はにきびに効果的であることです。創業者の原は、温泉に含まれる硫黄に注目し、この成分を利用した洗顔料を開発しました。瓶の商品は当初高価であったため、化粧品店に限られる販路でしたが、新聞広告を通じて通信販売も開始し、徐々に市場を拡大しました。

1960年代から1970年代には、「白子さんと黒子さん」というキャラクターを用いた漫画広告が話題となり、多くの売上を記録しました。この戦略によりロゼットは更なる認知度を高め、特にイオウシリーズは、現在でも愛用され続けています。

ラインナップ

ロゼットの製品ラインナップは多様で、イオウシリーズ、クレイシリーズ、過去の鋳型などがあります。イオウシリーズはアクネケアに特化しており、医薬部外品としての効能が明記されています。クレイシリーズでは海泥や白泥などの天然成分を活用し、肌の質感を向上させることを目的としています。さらに、エイジクリアシリーズは、主成分に卵殻膜を使用しており、50代以上の女性向けの製品として展開されています。

ロゼットの商品は、公式オンラインショップや様々な店舗で購入することができ、多くの女性から支持されています。今後もロゼット株式会社は、時代に合わせた新しい商品開発に努め、お客様の美をサポートし続ける企業であることを目指しています。

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