ロッキー・フィールディング

ミッチェル・フィールディング

基本情報

ミッチェル・フィールディング（Michael "Rocky" Fielding）は、1987年8月5日にイギリスのリヴァプールで生まれたプロボクサーです。彼は主にスーパーミドル級で活躍し、WBA世界スーパーミドル級レギュラー王者としても知られる選手です。フィールディングは、ボクシング界において数々のタイトルを獲得し、数多くの試合を通じてその名を知らしめました。

ボクシングキャリアの始まり

フィールディングのボクシングキャリアは2011年に本格的にスタートしました。3月23日、リヴァプール・オリンピアンでのプライズファイター決勝戦でトビアス・ウェブと対戦し、相手が棄権したためそのまま優勝を果たしました。この勝利がきっかけで、彼はフランク・ウォーレンのクィーンズ・ベリー・プロモーションズと契約を結ぶことになりました。

しかし、2012年6月には契約が破棄され、数日後にエディー・ハーンのマッチルーム・スポーツと新たに契約を結ぶこととなります。これにより、フィールディングは確固たる地盤を築くことができました。

タイトル獲得と防衛

フィールディングのキャリアの中で特に注目すべきは、2012年10月6日のBBBofC英国スーパーミドル級王座決定戦です。この試合でカール・ディルクスを5回TKOで下し、見事に王座を獲得しました。続いて、2013年にはウェイン・リードと対戦し、初防衛を果たしました。さらに、同年9月にはモハメド・アクロンを初回TKOで破り、コモンウェルスイギリス連邦スーパーミドル級王座を手に入れると、その後も防衛を続けることができました。

2014年には、チャールズ・アダムとの試合で計量失格となり、王座は空位となることがありましたが、2015年にWBCインターナショナルスーパーミドル級王座を獲得し、再び成功を収めました。

大きな挑戦と失敗

フィールディングのキャリアには困難な時期もありました。2015年11月に行われたカラム・スミスとの試合では初回KO負けを喫し、両王座を逃す結果となりました。また、2018年12月にはサウル・アルバレスと対戦し、TKO負けを喫して初防衛に失敗しました。この試合で彼は王座を失いますが、勇気を持って立ち上がる姿勢を見せました。

引退とその後

2022年12月17日、フィールディングは再びボクシングリングに上がりましたが、アゼースに対して計量での失敗が影響し、試合もTKO負けとなりました。この結果を受け、彼は2023年1月12日に現役引退を発表しました。彼の引退はボクシング界において一つの時代の終焉を告げるものであり、多くのファンから惜しまれる瞬間となりました。

獲得タイトル

フィールディングが獲得した主なタイトルには、プライズファイタースーパーミドル級優勝、BBBofC英国スーパーミドル級王座、コモンウェルスイギリススーパーミドル級王座、WBAインターコンチネンタルスーパーミドル級王座、WBCインターナショナルスーパーミドル級王座、そしてWBA世界スーパーミドル級レギュラー王座があります。特に、WBA世界スーパーミドル級レギュラー王座は彼のキャリアの中でも重要なタイトルとされていましたが、防衛を果たせずに終わりました。

フィールディングのボクシングキャリアは、成功と失敗の両方を含む非常に興味深いものであり、そこに込められた彼の情熱と努力は、多くのファンに感動を与えました。今後の彼の動向にも注目が集まっています。

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