ロックマンワールド3

ロックマンワールド3

『ロックマンワールド3』（ROCKMAN WORLD 3）は、1992年12月11日にカプコンからリリースされたゲームボーイ用の横スクロールアクションゲームです。本作は、カプコンが制作した『ロックマンシリーズ』のゲームボーイ版第3作目にあたります。

ゲームの目的

本作では、主人公ロックマンが、悪党Dr.ワイリーによって引き起こされた天候や交通機関の混乱の原因となるコンピュータ暴走を阻止するために戦います。物語の基盤には、ファミリーコンピュータ向けの『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』および『ロックマン4 新たなる野望!!』が使われています。

ゲームは水口エンジニアリングによって開発され、プロデューサーには藤原得郎が、美術には稲船敬二が関わっています。また、音楽はゲームボーイ用の『バイオニックコマンドー』で知られる村田幸史が担当しました。さらに、2001年にはニンテンドウパワー向けに書き換え版が、2013年にはニンテンドー3DS向けのバーチャルコンソールとしても配信されました。

ゲームシステム

本作は、前述のナンバリング作品を基にし、新たにチャージショットが利用可能になりました。初めて登場するエディーや、一度クリアしたステージに再挑戦できるシステムが組み込まれ、ゲームプレイの幅が広がっています。ストーリーが進むにつれて難易度が上がり、敵による被ダメージが大きいことが特徴です。また、足場を飛び越える必要があり、プレイヤーに高度な操作技術を要求します。

特殊武器

本作では、いくつかのボスを撃破することで特殊武器を獲得できます。例えば、ジェミニマンを倒すことで得られるジェミニレーザーは、武器画面を開いて射撃を停止することができる点が新しく、最大反射回数も増加しました。また、各種ボスから得られる特殊武器は、前作とは異なる特性を持つため、戦略的に利用することが求められます。

• - ジェミニレーザー (GE): 消費エネルギー2。
• - ダイブミサイル (DI): 消費エネルギー1。
• - スクリュークラッシャー (PU): 消費エネルギー1/8。

これらの武器は、ナンバリング作品と比較しても使い道が異なる部分が多く、新たな戦略を提供しています。

ストーリー

作品の舞台は、各地の気象管理や交通機関を司るコンピュータが、Dr.ワイリーの悪企みで暴走してしまった世界です。ロックマンはニューロックバスターを装備し、彼の計画を阻止するため壮大な冒険に挑みます。

登場キャラクター

• - ロックマン (Rockman): 主人公。
• - Dr.ワイリー: 悪役。

ボスキャラクター

本作には様々なボスが登場します。特に、前作『ロックマン3』から引き続き登場するジェミニマンやスネークマン、スパークマンなどが新たな戦いを繰り広げます。また、新キャラクターとして第二号のロックマンキラー「パンク」が登場し、彼の個性的な攻撃スタイルもプレイヤーを楽しませます。

評価

『ロックマンワールド3』は、ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューで21点中21点を得ており、『ファミリーコンピュータMagazine』でも読者から高評価を受けています。多様なゲームシステムやキャラクターの魅力は、シリーズのファンを魅了しています。さらに、難易度の高さとチャージショットなどの新要素が、プレイヤーに挑戦を与えているのが特徴です。

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