ロッコ・バルデッリ

ロッコ・ダニエル・バルデッリ：才能と情熱で道を切り拓く

ロッコ・ダニエル・バルデッリ（Rocco Daniel Baldelli）は、1981年9月25日生まれのアメリカ合衆国出身の元プロ野球選手であり、現在はMLBミネソタ・ツインズの監督としてチームを率いています。

プロ入り前

3歳で野球を始めたバルデッリは、14歳の時に負った足の故障で一時野球から離れます。しかし、父親の勧めで参加したトライアウトでの不完全燃焼から、再び野球への情熱を取り戻します。ビショップ・ヘンドリッケン高等学校では、野球だけでなくバスケットボールやバレーボールでも才能を発揮しました。

プロ入りとレイズ時代

2000年、MLBドラフト1巡目（全体6位）でタンパベイ・デビルレイズ（現：レイズ）から指名されプロ入り。2002年にはマイナーリーグで目覚ましい活躍を見せ、ベースボール・アメリカ誌のマイナーリーグ年間最優秀選手賞を受賞しました。

2003年、デビルレイズのスプリングトレーニングに参加。「ジョー・ディマジオ2世」とも呼ばれ、開幕メジャー入りを果たします。デビュー戦ではペドロ・マルティネスから初安打を記録し、4月には月間最多安打の新人記録を更新。年間を通して184安打、27盗塁と活躍しましたが、度重なる故障に悩まされることになります。

レッドソックス、そしてレイズ復帰

2009年、レッドソックスと契約。2010年にはレイズに復帰しましたが、2011年に現役引退を決意しました。

引退後、指導者として

2014年、レイズの一塁コーチに就任。2018年までコーチを務め、2019年からはミネソタ・ツインズの監督に就任しました。

監督就任1年目には、ツインズを9年ぶりの地区優勝に導き、シーズン101勝を達成。その手腕が高く評価され、最優秀監督賞を受賞しました。

選手としての特徴

ポール・モリターを彷彿とさせる打撃フォームから、コンパクトなスイングで広角に打ち分ける技術を持っていました。一塁までの到達タイムはメジャー最高級で、卓越したベースランニングも持ち味でした。守備では、後方への反応に課題がありましたが、俊足を生かして外野の両翼を守りました。

ロッコ・バルデッリは、選手としてだけでなく、指導者としてもその才能を発揮し、多くの人々に感動を与え続けています。

詳細情報

年度別打撃成績
年度別守備成績
年度別監督成績

表彰

最優秀監督賞：1回（2019年）

背番号

5（2003年 - 2010年、2019年 - ）
15（2015年 - 2018年）

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