ロニー・ロット

ロンnie・ロット（Ronald Mandel Lott、1959年5月8日 - ）は、ニューメキシコ州アルバカーキ出身のアメリカンフットボールの元選手。1980年代から1990年代にかけて、NFLで14年間活躍し、主にセイフティ（FS・SS）としてその名を馳せました。

ロットは、南カリフォルニア大学（USC）でカレッジフットボールをプレーし、その才能を開花させました。1980年には、その卓越したプレーぶりが認められ、満場一致でオールアメリカンに選出されるという栄誉に輝いています。その後、1981年のNFLドラフトにおいて、サンフランシスコ・49ersから1巡目指名を受け、プロの道へと進みました。

当時、49ersは弱小チームとして知られていましたが、ビル・ウォルシュHCの下、ウェストコーストオフェンスを構築し、チームの成績は徐々に向上していました。ロットが入団した1981年には、3年目のジョー・モンタナが開幕から先発QBに定着し、その後の49ers黄金時代を築き上げることになります。ルーキーイヤーからコーナーバックとして出場したロットは、その高い能力を発揮し、ディフェンスの中心選手として、第16回スーパーボウル制覇に大きく貢献しました。

第19回スーパーボウル制覇に貢献した翌年の1985年、ロットはセイフティに転向します。ポジションが変わっても、彼のパフォーマンスは衰えることなく、第23回スーパーボウル、第29回スーパーボウルでもチームを勝利に導き、49ersによる1980年代のスーパーボウル制覇すべてに貢献するという偉業を達成しました。

1991年に49ersを退団後、ロットはレイダース、ジェッツとチームを渡り歩き、1995年に現役を引退しました。引退までに、スーパーボウルリングを4個獲得。49ersの選手として1980年代に4回優勝したのは、ジョー・モンタナ、キーナ・ターナー、エリック・ライト、マイク・ウィルソンの4人のみであり、ジェシー・サポールは、第19回から第29回までの4回のスーパーボウルすべてで優勝メンバーとなっています。

その功績が認められ、2000年にはプロフットボール殿堂入りを果たしました。現在では、NFL史上最高のセイフティの一人として広く認識されており、2020年には、NFL100周年記念チームにも選出されています。彼の卓越した才能とチームへの貢献は、NFLの歴史に深く刻まれています。

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