ロベルト・コルニエル

ロベルト・コルニエルのプロ野球キャリア

ロベルト・コルニエル（Robert Corniel）は、1995年6月23日にドミニカ共和国のサンティアゴ州タンボリルで生まれたプロ野球選手で、現在は広島東洋カープに所属する投手です。右投右打の選手であり、そのスピードのあるストレートと多彩な変化球が特長です。彼のキャリアは、多くの野球ファンの間で注目されています。

経歴

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コルニエルは、2013年にヒューストン・アストロズと契約してプロキャリアをスタートさせました。彼はマイナーリーグで経験を積み、特にA+級ビューズクリーク・アストロズでプレーしたことが評価され、マイナー通算成績は69試合、2勝5敗、防御率4.28という成績を残しています。2018年にはフリーエージェントとなり、次のステップを求めてドミニカカープアカデミーに所属しました。

広島時代

2020年9月29日、コルニエルは育成選手として広島東洋カープに入団。背番号147が与えられ、年俸は約230万円という条件でした。2021年3月23日には支配下選手契約に変更され、6年契約が結ばれました。契約金は10万ドルで、年俸は8万ドルプラス出来高の契約です。

彼の初登板は2021年4月1日に阪神タイガースとの試合で、9回表に3番手として登板し、1回無失点、2奪三振を記録しました。また、非常に注目されたのは、5月2日の試合で記録した161km/hの球速です。この記録はカープの球団最速記録となりました。さらには、5月18日の読売ジャイアンツ戦で162km/hを計測し、6月20日の対横浜DeNAベイスターズ戦では、日本球界最速の165km/hを達成しました。これにより、彼は日本のプロ野球界で一目置かれる存在となりました。

彼の2021年のシーズンは50試合で1勝2敗、10ホールドを記録し、防御率は3.82でした。その後、2022年には12試合に登板しましたが、結果は振るわず、年末には先発への転向を目指してフェニックスリーグに参加しました。

2023年には、4月21日に横浜DeNAベイスターズとの対戦で初先発し、7回2/3で4安打1失点という成績を残しました。そして、6月8日には北海道日本ハムファイターズ戦で先発初勝利を挙げました。シーズンを通して彼は8試合に先発し、1勝4敗、防御率5.10の成績を残しています。

投球スタイル

コルニエルのピッチングスタイルは、最速165km/hという圧倒的なストレートに加え、スライダーやスプリットなどの変化球を駆使することが特徴です。特にスプリットは150km/hを超えることもあり、バッターとの対戦で優位に立つ要素となっています。2023年の春季キャンプでは、黒田博樹からの助言を受けてツーシームを習得し、さらに多彩さが増しました。

記録

コルニエルの初記録は、2021年4月1日の初登板、そして2021年10月21日には東京ヤクルトスワローズ戦で来日初勝利を挙げるなど、着実に記録を積み上げています。彼の成績は、今後の成長に向けた期待を抱かせるものです。

まとめ

ロベルト・コルニエルは、打撃や投球においても目立つ存在であり、ドミニカ共和国から広島東洋カープに加入した経緯からも、彼の成長は目が離せません。将来的には、彼の存在がチームの勝利に大きく寄与することが期待されています。

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