ロベール・シャルパンティエ

ロベール・シャルパンティエ（Robert Charpentier、1916年4月4日 - 1966年10月29日）は、フランスのイシー＝レ＝ムリノー出身の自転車競技選手（ロードレース）として知られています。

輝かしいアマチュア時代

1934年には、パリ〜コントルで優勝を果たし、その才能を開花させました。翌1935年には、ロードレース世界選手権・アマ個人ロードレースで2位に入賞し、世界レベルでの活躍を見せ始めます。

ベルリンオリンピックでの偉業

1936年のベルリンオリンピックでは、個人ロードレース、団体ロードレース、団体追い抜きの3種目で金メダルを獲得するという偉業を達成。これは、1904年のセントルイスオリンピックでマーカス・ハーリーが4個の金メダルを獲得して以来となる、同一大会での自転車競技における複数金メダル獲得の快挙でした。

プロ転向と第二次世界大戦の影響

1937年にプロに転向し、シルヴェール・マースやジョルジュ・スペシェといった著名選手を擁する名門ロードレースチーム、アルシオン・ダンロップに加入しました。しかし、同年シーズン限りでチームとの契約は打ち切られ、その後、第二次世界大戦が勃発した影響により、自転車選手としての活動を一時中断せざるを得なくなりました。

戦後の復帰と引退

1946年、ラ・ペルル＝ハッチンソンと契約を結び、競技活動を再開。しかし、目立った実績を残すことはできず、その後いくつかのチームを渡り歩き、1951年が現役最後のシーズンとなりました。

ロベール・シャルパンティエは、ベルリンオリンピックでの輝かしい活躍でその名を歴史に刻み、フランス自転車競技界に大きな足跡を残しました。

外部リンク

ロベール・シャルパンティエ - サイクリングアーカイヴス（英語）
ロベール・シャルパンティエ - Olympedia（英語）

もう一度検索