ロボットパルタ

ロボットパルタ

概要

NHKのミニ番組枠「プチプチ・アニメ」にて、1994年より放送が続いているストップモーション・アニメーション作品です。1話あたり5分という短い枠ながら、プラスチック板などの素材で丁寧に作られた愛らしいロボットたちが活躍します。作品の世界観は、アニメーション作家である保田克史氏が1990年に手掛けた短編「パルサー」を源流としており、主人公の名前や姿にもその影響が見られます。初回放送は1994年11月8日でした。

主な登場キャラクター

物語を彩る個性豊かなロボットたちを紹介します。

パルタ: 本作の主人公。真っ白な四角いボディに、ぱっちりとした丸い目が特徴です。言葉は「パ」行で話す独特の「パルタ語」。声は宮原奈緒美さんが担当しています。
ピプコ: パルタのガールフレンドであるヒロイン。肩まである茶色の髪を持ち、少しおてんばでワガママな一面もあります。声優は放送時期により島ゆうこさんと利田優子さんが務めました。
コロタ: パルタと特に仲の良いロボット犬。パルタのペットとして、しばしば彼の家に遊びに来ます。
ロボクロ: パルタの頼れる相棒。動く目覚まし時計で、パルタと一緒に仕事をするなど、行動を共にすることが多いキャラクターです。
ロボシュワ: たくましい体格のロボットですが、意外にも柔道で負けることがあったり、くじ運が悪かったりといったお茶目な部分も持ち合わせています。

スタッフ

主要なスタッフは以下の通りです。

アニメーション: 保田克史
* 音楽: 山下尚輝

放送情報

NHK教育テレビ（Eテレ）の「プチプチ・アニメ」枠で放送されています。本放送は隔週木曜日の午前8時45分から8時50分までの5分間です。

エピソード

1994年に始まった本作は、2022年までに全47話が制作されています。初期のエピソードには現在あまり再放送されないものもありますが、「ぼくはねぼすけ」（第1話）から「パルタの大そうさく」（第47話）まで、バラエティに富んだ物語が展開されてきました。パルタたちが日常の中で繰り広げる出来事や、時には冒険に出かける様子が描かれます。

オープニングとエンディング

作品の始まりと終わりを飾る映像は、放送期間中にいくつかのバージョンが存在します。中でも、9つのパルタの顔が現れて中央のパルタがくしゃみをする演出は、長きにわたり親しまれました。ハイビジョン化以降は、よりダイナミックな画面構成のオープニングが登場。エンディングも、パルタと仲間たちが楽しむ様子が描かれたり、主要キャラクターが集結したりと、様々な映像が使用されてきました。

主題歌

「パルタのテーマ」が作品の主題歌です。これは、音楽担当の山下尚輝氏が作詞・作曲を手掛け、伊澤美穂さんが歌唱しています。作品の温かい雰囲気にぴったりの、明るく耳に残るメロディーです。

関連商品

本作はDVDなどの映像商品もリリースされています。2008年12月までに、初期のエピソードを収録した複数のDVDがポニーキャニオンより発売されており、家庭でもパルタたちの活躍を楽しむことができます。

「ロボットパルタ」は、その独特な手法と愛らしいキャラクターを通じて、放送開始から長い年月が経った今も、多くの視聴者に笑顔を届けている作品です。

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