ロマン・ドリーゼ

ロマン・ドリーゼ - 候補生からUFC戦士へ

ロマン・ドリーゼは、1988年7月15日生まれのグルジア出身の総合格闘家です。彼はバトゥミで生まれ育ち、現在はエクストリーム・クートゥアに所属し、UFCのミドル級で活躍しています。2023年10月時点で、彼はUFCのミドル級ランキング11位にバッジを刻んでいます。

青年期と格闘技への道

ドリーゼは若い頃にサッカーに熱中し、トルコではプロのゴールキーパーとしてのキャリアを築きました。しかし、20歳の時、彼はウクライナに渡り、船舶工学を学びながら新たなスポーツに目覚めました。そこで彼はサンボやブラジリアン柔術、グラップリングなどの格闘技に取り組むようになり、運命が大きく変わりました。

彼は2016年にプロの総合格闘技にデビューし、ウクライナを中心に6戦無敗の戦績を挙げることで注目を集めます。これにより、彼は国際的な舞台に進出するための基盤を築きました。

UFCでのキャリア

彼のUFCでのデビューは2019年のことです。この年の8月、ドリーゼは米国アンチドーピング機関 USADA の検査で陽性反応が出るトラブルに見舞われます。しかし、USADAとの協力により、出場停止期間は1年に短縮されました。

2020年7月、初めてのUFC出場となった「UFC Fight Night: Figueiredo vs. Benavidez 2」ではカディ・イブラギモフと対戦。彼は左ハイキックでダウンを奪い、パウンドで1ラウンドTKO勝ちを果たしました。この勝利は彼の名声を高め、続く試合でも注目が集まります。

続く試合では、2021年3月にトレヴィン・ジャイルズに敗れるものの、その後は再び勝利を重ね、2022年にはカイル・ドーカス、フィル・ハウズ、ジャック・ハーマンソンを相手に連勝を収めました。これにより、3試合連続で「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞し、その実力を証明しました。

2023年にはマーヴィン・ヴェットーリと対戦し、判定負けを喫しますが、2ヶ月後の再戦では見事に3-0の判定勝ちをおさめ、リベンジに成功しました。

戦績とタイトル

ロマン・ドリーゼの戦績は、UFCでの活躍だけでなく、様々なタイトル獲得にも繋がっています。彼は2018年にWWFCのミドル級王座を獲得し、またグラップリングの世界選手権でも優勝を果たしています。さらにアブダビコンバットのアジア&オセアニア選手権99kg級でも優勝するなど、多才な才能を発揮しています。

今後の展望

ドリーゼはMMA界での地位を確立している一方、更なる成長が期待されます。次世代の総合格闘家として、彼の今後の活躍から目が離せません。

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