ロンバー・オディエ

ロンバー・オディエについて

ロンバー・オディエは、1796年に設立されたスイスの伝統的なプライベートバンクです。スイス及びヨーロッパでは非常に有名な金融機関として知られており、スイス・プライベートバンカー協会の12行のひとつにも挙げられています。この銀行はスイスを拠点に、世界17カ国の24都市にオフィスを展開しており、資産運用を中心としたさまざまな金融サービスを提供しています。特に、富裕層向けのプライベートバンキング事業が主力業務であり、資産管理や相続に関する税務相談、法律に関する助言などを行っています。

企業の成り立ちと家族経営

ロンバー・オディエは創業以来、常に家族経営を続けており、現在でも7世代にわたるパートナーたちによって運営されています。パートナーのメンバーにはロンバー家やオディエ家の他に、ダリエ家、ヘンチ家などもおり、個々の家族が金融業界で築いた信頼を基盤に経営が行われています。このような長い歴史と家族経営の形態は、ロンバー・オディエに対する顧客の信頼感を一層強めています。

グローバルなネットワーク

ロンバー・オディエのオフィスは、スイス国内に留まらずイギリスやオランダ、スペイン、ドイツ、フランスを含むヨーロッパ各国、アメリカのカナダやバハマ、さらには中東のアラブ首長国連邦、アジアでは日本やシンガポール、香港などに広がっています。世界各地で展開するオフィスは、それぞれの地域市場におけるニーズに応じたサービスを提供するための重要なプラットフォームとなっています。

銀行の歴史と功績

ロンバー・オディエは、ジュネーヴにおいて最も歴史のあるプライベートバンクとして長い間、スイスの金融業界における重要な役割を果たしてきました。1796年の創業以来、様々な金融事業を展開し、多くの歴史的な出来事に寄与しています。例えば、1857年にはスイスのジュネーヴ証券取引所の共同創業者となり、1907年にはスイス国立銀行の共同創業者となるなど、その影響力は今なお続いています。

将来に向けての変革

近年、ロンバー・オディエは経営形態の変更を進め、2014年から有限責任の株式会社へと転換することが発表されました。この変革は、200年以上続いた無限責任のパートナーシップ制を放棄するもので、ピクテ銀行と共に新たな時代の金融機関としての体制を整えることを目指しています。このようにロンバー・オディエは、伝統を大切にしつつも、未来に向けて時代の変化に柔軟に対応する姿勢を見せています。

まとめ

ロンバー・オディエは、長い歴史を持ち、世界中に広がるネットワークを活かして顧客に高品質な金融サービスを提供しています。プライベートバンキングの分野で積み上げてきた信頼性と透明性のある経営は、今後も多くの富裕層から支持されることでしょう。

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