ロン・リー

ロナルド・ヘンリー・リー：スティール王に輝いた名ポイントガード

ロナルド・ヘンリー・リー（Ronald Henry Lee）は、1952年11月2日生まれのアメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手です。身長193cm、体重87kgの体格で、ポイントガードとして活躍しました。特に1978年にはスティール王を獲得したことで知られています。

大学時代

リーはボストンで生まれ、オレゴン大学に進学しました。大学では4年間で通算2,085得点という学校記録を樹立しました。3年次にはチームをNIT（ナショナル・インビテーション・トーナメント）のベスト4に導き、トーナメントMVPとオールアメリカ2ndチームに選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。4年次には平均18.6得点6.1アシストの成績を残し、カンファレンスの年間最優秀選手に輝きました。

NBAでのキャリア

1976年、リーはNBAドラフトで全体10位という高い評価を受け、フェニックス・サンズに入団しました。驚くべきことに、NFL（ナショナル・フットボール・リーグ）のサンディエゴ・チャージャーズからも全体12巡目で指名を受けています。NBA1年目には平均10.2得点を記録し、オールルーキー1stチームに選出されました。1977-78シーズンには、自己最高の平均12.2得点と2.74スティールを記録し、スティール王のタイトルを獲得しました。

その後、リーはシックスマンとして、ニューオーリンズ・ジャズ、アトランタ・ホークス、デトロイト・ピストンズといったチームを渡り歩き、堅実なプレーを見せました。1982年にNBAを去り、イタリアのプロリーグに移籍し、1986年に現役を引退しました。

NBAでの通算成績は、448試合に出場し、3,285得点、1,688アシスト、869スティールを記録しました。1試合平均では、7.3得点、3.8アシスト、1.94スティールとなります。

引退後

リーは、その功績が認められ、1998年にオレゴン州のスポーツ殿堂入りを果たしました。

家族

リーの家族もスポーツ界で活躍しています。兄のラスは1972年のNBAドラフトで全体6位指名を受けNBA入りし、3シーズンで計97試合に出場しました。また、弟のジェラルドはフィンランドのプロリーグで通算最多得点記録を樹立しています。

プレースタイル

ロナルド・リーは、卓越したボールハンドリングとパスセンスを持ち味とするポイントガードでした。特にスティールにおいては、相手の意表を突く動きでボールを奪い、チームの速攻に繋げるなど、ディフェンス面でも大きく貢献しました。シックスマンとしても、その高い得点能力と安定したプレーでチームを支え、NBAでのキャリアを成功させました。

まとめ

ロナルド・ヘンリー・リーは、オレゴン大学での輝かしい実績を引っ提げ、NBAでもスティール王に輝くなど、その才能を発揮しました。引退後もオレゴン州のスポーツ殿堂入りを果たすなど、その功績は高く評価されています。

個人成績


出典: Basketball-Reference.com

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