ローズボウル (競技場)

ローズボウル：多目的球技場の詳細

ローズボウルは、アメリカ合衆国カリフォルニア州パサデナに位置する有名な多目的球技場です。「ボウル」という名前は、すり鉢状の形状に由来します。

概要

建設は1921年に始まり、1922年に完成しました。1923年1月1日には、南カリフォルニア大学とペンシルベニア州立大学（ペン・ステート）の間で最初のローズボウルゲームが開催されました。1982年以降は、UCLAのフットボールチームがホームグラウンドとして使用しています。収容人数は92,542人で、1987年にはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されました。

サッカー

ローズボウルはサッカーの試合にも頻繁に使用されています。1984年のロサンゼルスオリンピック、1994年のFIFAワールドカップ（男子）アメリカ大会、1999年のFIFA女子ワールドカップ、2011年のゴールドカップなど、数々の国際大会の決勝戦が開催されました。特に、1999年のFIFA女子ワールドカップ決勝では90,185人、ブラジルがPK戦の末に優勝した1994年のFIFAワールドカップ決勝では94,194人の観客を動員しました。男女両方のFIFAワールドカップ決勝を開催した唯一の競技場です。

1996年から2002年までは、メジャーリーグサッカー（MLS）のロサンゼルス・ギャラクシーのホームグラウンドであり、1998年のMLSカップ決勝も開催されました。LAギャラクシーが移転してから21年後の2023年7月4日、独立記念日にロサンゼルス・ギャラクシーとロサンゼルスFCの対戦（エル・トラフィコ）が開催され、MLS史上最多となる82,110人の観客を記録し、LAギャラクシーが2-1で勝利しました。

2025年のFIFAクラブワールドカップの開催地にも選ばれており、6月26日には浦和レッズ対モンテレイの試合が予定されています。

NFL

ローズボウルでは、これまでに5回のスーパーボウルが開催されています。最初の開催は1977年の第11回スーパーボウルでした。

2015年7月には、NFLチームへの短期レンタルについてオペレーションチームが投票を行い、11-0の満場一致で拒否することが決定されました。

まとめ

ローズボウルは、アメリカのスポーツ史において重要な役割を果たしてきた競技場です。アメリカンフットボール、サッカー、その他のイベントを通じて、数多くの観客に感動と興奮を提供してきました。これからも、様々なスポーツイベントの舞台として、その歴史を刻んでいくことでしょう。

外部リンク

ローズボウル・スタジアム at rosebowlstadium.com
Rose Bowl Stadium at worldstadiums.com

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