ロード・アメリカ
ロード・アメリカ
ロード・アメリカ（Road America）は、アメリカ・ウィスコンシン州エルクハート・レイクに位置する有名なサーキットです。このサーキットは1950年代からレースイベントが行われており、IMSAスポーツカー選手権、AMAスーパーバイク、NASCARエクスフィニティ・シリーズ、インディカー・シリーズなど多くの重要な競技が実施されています。
現在のコースと施設
ロード・アメリカはミルウォーキーとグリーンベイの中間にある常設サーキットで、627エーカー（約254ヘクタール）の広大な土地を利用しています。周囲を描くケトル・モレーン・セニック・ドライブによって美しく彩られたこのコースは、1955年9月に初めてレースを開催し、現在では年間400を超えるイベントが行われています。特に、AMAスーパーバイク・シリーズをはじめとする3つのモーターサイクルイベント、3つのヴィンテージカーイベント、SCCA主催のレース、IMSAスポーツカー選手権、NASCARエクスフィニティ・シリーズなど、主要なレースが数多く行われているのが特徴です。
このサーキットは、その設立当初のレイアウトをほぼそのまま保っている数少ないサーキットの一つです。全長4.048マイル（6.515キロメートル）で構成されるコースは、14のコーナーがあり、高低差があり、観客は観戦エリアから自由に散策できるオープンセッティングが魅力です。特に、ホームストレートでは300 km/hを超える速度が出ることもあり、一部のコーナーは特有の名称で知られています。たとえば、最も著名なターン11は「the kink」として知られています。
歴史
ロード・アメリカの歴史は1952年にさかのぼります。当初はエルクハートレイク・ロードレースサーキットとして計画され、村内を起点とするストリートサーキットでレースが行われていました。しかし、1955年にクローズドサーキットの建設が始まり、同年9月10日に正式にオープンしました。初のレースはスポーツカークラブ・オブ・アメリカ（SCCA）によって開催され、その後、IMSAやチャンプカー・ワールド・シリーズ、インディカー・シリーズ、そしてNASCARエクスフィニティ・シリーズなど、名だたるシリーズの数々がここで展開されています。
ロード・アメリカはその美しい自然環境とレースへの情熱に支えられ、今なお多くのファンを惹きつけ続けています。この場所は、スピードと興奮を求める全ての自動車ファンにとって特別な場所でありつづけています。
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