ローランド・メリーニョ

ローランド・メリーニョ・ベタンコート（Rolando Meriño Betancourt 、1971年2月27日 - ）は、キューバ出身の元プロ野球選手。
現在はフランスのディヴィジオン・アンに所属するセナート・テンプライアーズで監督を務めています。

キューバ球界での活躍

国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルでは、アビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバに所属し、長年にわたりチームを支えました。

90年代からキューバ国内で活躍していましたが、国際舞台へのデビューは2000年のシドニーオリンピックでした。
総合力の高い選手でしたが、当時のキューバ代表には、打撃に優れたフアン・マンリケと、守備に定評のあるアリエル・ペスタノという傑出した捕手がいたため、出場機会は限られていました。
シドニーオリンピックでは、代走などでの出場にとどまりました。
2001年の国際大会にも選出されましたが、代表チームのメンバー入れ替えにより、2002年以降は代表から外れることとなりました。

所属チームでも、2003年頃から若手のフランク・タマヨに正捕手の座を譲り、自身は一塁手や指名打者として出場することが多くなりました。
しかし、2004-05シーズンにタマヨが交通事故で急逝したため、再び正捕手としてチームを支えることになりました。

近年は、年齢や過去の怪我の影響もあり、捕手としての出場機会は減少傾向にあります。
しかし、勝負強い打撃とキャプテンシーでチームを牽引し、2005年と2007年には所属チームをキューバリーグのチャンピオンに導きました。
そのリーダーシップと経験から、将来の指導者としての期待も寄せられています。

2008年の北京オリンピックにも代表として選出されましたが、控え捕手としての参加で、出場機会は多くありませんでした。
2009年のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）にもキューバ代表として選出されています。

フランスでの監督業

2014年からは、フランスのディヴィジオン・アンに所属するセナート・テンプライアーズの監督に就任し、新たなキャリアをスタートさせています。


※年度別打撃成績（2000-01年以降）は省略

備考
* キューバ国内での通算成績は、プレーオフや選抜リーグなども合算されるため、年度別成績の合計とは一致しない場合があります。

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