ワイカト・スタジアム

ワイカト・スタジアムは、ニュージーランド北島ハミルトン市に位置する多目的スタジアムです。2015年からは、命名権取得により「FMGスタジアム・ワイカト」という名称が用いられています。

歴史

スタジアムの起源は1925年に設立されたラグビー・パークに遡ります。長年の使用による老朽化のため、1996年に新たなスタジアムの建設が決定され、2002年に現在のワイカト・スタジアムが完成しました。

概要

観客席は、ブライアン・ペリー・スタンド（約10,000人収容）、ポーター・グループ・スタンド（9,000人収容）、グリーンゾーンと呼ばれる立ち見エリア（5,000人収容）、ゴールライン・テラス（840人収容）で構成され、総収容人数は約25,000人です。

ワイカト・スタジアムは、ワイカトラグビー協会とスーパーラグビーに所属するチーフスの本拠地として使用されています。また、サッカークラブであるワイカトFCも本拠地としており、主にラグビーとサッカーの試合が開催されています。さらに、コンサート会場としての機能も有し、スポーツイベント以外にも幅広い用途で利用されています。

マオリ文化との融合

2003年には、スタジアムの入口にマオリの部族連合であるワイカト＝タイヌイの伝統を表現した彫刻が設置されました。また、選手用通路には「Nga Tapuwae Ki Te Ao Marama（光の世界への神聖な足跡）」と名付けられた彫刻が施されるなど、スタジアムの随所にマオリ文化が反映されています。

命名権

2015年10月1日、10年間の命名権契約が締結され、FMGスタジアム・ワイカトという名称になりました。

ワイカト・スタジアムは、スポーツと文化が融合した、地域に根ざしたスタジアムとして、多くの人々に親しまれています。

外部リンク

* Official website

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