ワイドABCDE〜す

『ワイドABCDE〜す』の概要

『ワイドABCDE〜す』は、朝日放送テレビ（ABCテレビ）が1994年から2004年にかけて放送した夕方のワイド番組です。この番組は平日夕方に生放送され、視聴者に幅広い情報を提供しました。番組は、先に成功を収めていた同種の番組の影響を受けてスタートしました。

番組の誕生と放送スタート

この番組は、他局で人気を博していた『どさんこワイド212』や『柏村武昭のテレビ宣言』に触発されてスタートしました。最初の放送は1994年4月4日で、本番組は月曜日から木曜日までの16時から18時54分までの3時間、生放送される形式でした。金曜日はアニメ放送の影響を受けて、1997年までは17時から18時54分の枠になっていました。

制作準備はわずか2か月で進められ、公開生放送が行われるアクティ大阪内のスタジオから配信されました。初期の視聴率は2%程度だったものの、徐々に人気を集めていきました。

番組の内容と構成

1994年9月には、主婦層をターゲットにした生活情報番組へとリニューアル。視聴率も10月末には5〜6%、12月までには7%を超えるまでに成長しました。1995年の阪神・淡路大震災の際には震災関連の情報を重視し、番組内容に影響を与えました。

番組は、特集を通じて暮らしに役立つ情報、料理コーナー、天気情報などを取り扱い、視聴者参加型のコーナーも設けられました。視聴者がゲームに参加する形式など、インタラクティブな要素も重要な部分を成していました。

レギュラーキャストとコーナーの変化

番組の司会を担当したのは三代澤康司を中心に、多様な出演者が日替わりで出演しました。特に浜村淳や海原しおりらの存在が、番組の華やかさを増しました。2001年のリニューアルでは、出演者のほとんどを一新し、視聴者の興味を引くために新しいコメンテーターを招くなどの工夫がされました。

変化と結末

2003年には、女性の出演者を増やし「ワイドABCでーす みよ缶」として新たな出発を果たしました。しかし、視聴率の低下が続き、2004年3月に番組は終了し「わいど!ABC」という新番組に引き継がれる形となりました。

このように『ワイドABCDE〜す』は、様々な試行錯誤を繰り返しながら視聴者に支持され続け、関西地方の夕方ワイド番組としての地位を確立しました。

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