ワイルドブルーヨコハマ

ワイルドブルーヨコハマ (Wild Blue Yokohama)



概要


ワイルドブルーヨコハマは、神奈川県横浜市鶴見区に位置していた大型の屋内温水プール施設で、1992年に開業しました。この施設は日本鋼管京浜製鉄所の野球場跡地に建設され、年間を通して営業を行っていました。しかし、開業当初から経済状況に影響を受け、特にバブル崩壊後の景気低迷が影響し、顧客の数は非常に少なかったのです。ピーク時でも入場者数は年間80万人に留まり、目標としていた100万人には一度も達成できませんでした。

交通アクセス


交通手段は基本的に路線バスに依存していて、川崎駅や鶴見駅からは夏季に臨時急行バスが運行されていました。アクセスの不便さからも客足は伸びず、経営は厳しい状況が続いていました。

コンセプトと施設


施設の整備の段階で「一年中常夏の国の体験」をコンセプトに掲げ、常に一定の温水を保つシステムが導入されていました。日本鋼管は、このプール運営を通じて他の地域にも同様の施設展開を検討していましたが、最終的には実現はしませんでした。

閉館後は、その跡地に「ヨコハマアイランドガーデン」というマンションが建設されました。

主な出来事



営業時間と料金


  • - 営業時間:
- 7/1~7/19: 平日 10:00~20:00、土日祝 10:00~21:00
- 7/20~8/31: 9:00~22:00
- それ以外: 平日 10:00~18:00、土日祝 10:00~20:00
  • - 料金:
- ワンデイ(夏季): 大人3900円、中人3100円、小人2600円、幼児500円
- サンセット(夏季): 大人2900円、中人2300円、小人1900円、幼児500円
- ワンデイ(夏季以外): 大人2900円、中人2300円、小人1900円、幼児500円

施設内容


  • - メインプール: BIG BAY(波のプール)で、浜辺から海辺へのイメージで設計されていました。一定の範囲で泳げるように配慮され、定期的に大波を起こすイベントも行われていました。
  • - 流れるプール: 二階にあったこのプールは、1周15分で深さ90cmありました。
  • - 屋外プール: 夏季限定の真四角のプールであり、ホテルの付属プールのようでした。
  • - ウォータースライダー: 緩やかさの違う4本のボディスライダーとチューブに乗るスライダーもありました。
  • - バッティングセンター: 施設の晩年には、前庭にバッティングセンターが設置されました。

イベント


特別イベントとしてニューイヤーカウントダウンが行われ、泡をふるイベントなども盛況でした。また、クラブ化した日には水着で踊る形式の催しもありました。

その他


開業当初から夏以外は客足が途絶えがちで、閉鎖の知らせが流れた際には市民からの再開要望がありましたが、最終的には実現しませんでした。また、設計は「ららぽーとスキードームザウス」を手掛けた株式会社空間設計によるものでした。最末期には「Miss JABAN!」というキャンペーンガールユニットも存在していました。

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