ワイルド・スピード ICE BREAK

ワイルド・スピード ICE BREAK

『ワイルド・スピード ICE BREAK』は、2017年に公開されたアメリカのカーアクション映画で、ワイルド・スピードシリーズの第8作目です。F・ゲイリー・グレイが監督を務め、クリス・モーガンが脚本を担当しています。本作はシリーズの中でも特に刺激的で、スリリングな展開が特徴です。

あらすじ

ドミニク・トレット（ヴィン・ディーゼル）は、レティ（ミシェル・ロドリゲス）とキューバのハバナでハネムーンを楽しんでいました。しかし、その最中、彼は地元の走り屋ラルド（アレクサンダー・ウィッケ）からの挑戦を受けます。レースの結果、ドミニクは車を炎上させてしまいますが、その中で勝利を収め、周囲からの敬意を得ます。

後日、ドミニクはサイファー（シャーリズ・セロン）と出会い、彼女から自らの部下になるよう強いられます。サイファーは、ドミニクの最愛の人エレナ（ダニエル・フィルハルツ）と彼女の子供を人質に取っていたため、ドミニクは彼女の言いなりにならざるを得ません。

一方、ホブス（ドウェイン・ジョンソン）は、外交保安部の職を離れ、娘のサッカーチームの監督として過ごしていましたが、国際的なテロリストから核兵器を奪還する機密任務を託されます。ホブスはドミニクや彼の仲間たち「ファミリー」を召集し、共同で任務を遂行することになりますが、ドミニクの突然の裏切りに衝撃を受けます。

迫力のストーリー展開

ドミニクはサイファーと組むことを余儀なくされ、ファミリーとの対立が生まれます。彼の姿を見たレティは動揺しつつも、ドミニクを信じ続けます。サイファーの策謀により、ドミニクは彼女に従い、様々な悪事を働くようになりますが、その心の中ではファミリーへの愛がつねに根付いています。

ホブスとデッカード（ジェイソン・ステイサム）は、サイファーによるドミニクの監視を行いながら、彼を取り戻すため奮闘します。彼らはニューヨーク、ロシア等でサイファーの計画を阻止しようとし、数々のアクションシーンが展開されます。

クライマックスと結末

クライマックスでは、ドミニクがサイファーに仕えていた理由が明らかになり、彼の葛藤がストーリーの中心となります。ファミリーは、ドミニクを救い出すための作戦を考え、最終的に彼を手元に戻すことができるのかが見どころとなります。

結果的に、ドミニクはファミリーを守るためにサイファーに立ち向かう決意を固め、壮絶なアクションと感動的な描写が繰り広げられます。

最後に、ドミニクが息子に「ブライアン」と名付けることで、過去の仲間たちを思い出し、彼との絆を感じさせる感動のエンディングが用意されています。

登場キャラクター

この映画では、ドミニクを始め、ホブス、デッカード、レティ、ローマン、テズ、ラムジーらお馴染みのキャラクターが再登場します。サイファー役のシャーリズ・セロンは、冷酷な敵キャラクターとして、シリーズに新たな緊張感をもたらします。彼女との対峙が物語を大きく動かし、ドミニクたちファミリーの絆を試す場面が描かれます。

まとめ

『ワイルド・スピード ICE BREAK』は、派手なカーアクションとともに家族愛や仲間との絆が描かれており、観客を魅了するエンターテインメント作品です。ドミニクの選択が生むドラマとサスペンスが、最後まで視聴者を惹きつけます。

もう一度検索