ワケあり!

『ワケあり!』は、2011年11月11日にILLUSIONよりリリースされたアダルトゲームで、同社の新作祭の第一弾として登場しました。

ゲームシステム

本作は、トゥーンレンダリングされた3Dポリゴンでキャラクターが表現されており、特徴的なシステムとして「念撮」が導入されています。このシステムは、マウスカーソルをキャラクター上で動かすと、カーソルの軌跡に沿って衣服が消え、キャラクターの肌が見えるというものです。また、ゲーム内には3Dシューティングゲームのパートがあり、幽体離脱した主人公がヒロインの私生活を覗き見るという、独特な要素も含まれています。さらに、特定の条件を満たすことで、特殊なセックスシーンがプレイできる「XXXモード」が解放されます。

ゲームは、約1ヶ月の期間で攻略を目指す仕様で、時間帯は朝、昼、夕方、夜、深夜に分けられています。主人公が目的地に移動するごとに時間が経過し、物語序盤では、登場人物との会話を通じて好感度を上げることが主な目的となります。中盤からは、セックスシーンを通じて好感度を上昇させる要素が加わり、シューティングゲームパートも登場します。

シューティングゲームパートの結果は、武器の弾薬補充やセックスシーンで使用できるコマンドの追加、さらにはヒロインの人格が変化するイベントに影響を与えます。このパートは必須ではないため、スキップすることも可能で、プレイを中断することもできます。スキップした場合は時間のみが経過しますが、中断した場合は途中までの結果がゲームに反映される場合があります。

ゲーム内で49日が経過すると、主人公は「幽体離脱」が可能になります。幽体となった主人公は、家屋の壁や屋根をすり抜けてヒロインたちの私生活を覗き見ることができます。また、メインメニューの回想メニューから、この時のヒロインの状態を再生することも可能です。

さらに、特定の条件を満たすことで、メインメニューに「XXXモード」が追加されることがあります。このモードでは、家の地下室で行われる儀式という設定で、主人公の外見が変化し、ヒロインたちの状況も変化した状態でセックスシーンをプレイできます。このモードでは、複数人での性行為が可能で、簡単な組み合わせを選択できます。このモードも物語の一部であり、特定の条件を達成することで、地下室の真相が明らかになります。

あらすじ

主人公の斑鳩天平は、祖父から受け継いだ骨董屋「斑鳩堂」を営んでいます。ある日、店の常連だった串本老人の孫娘である高野京子が店を訪れます。彼女は、祖父の遺した家に従姉妹の吉野瞳と熊野めぐみと共同生活を始めたものの、ポルターガイスト現象に悩まされているという相談を持ちかけます。霊に詳しかった祖父の手がかりを探すうちに、自分たち宛の書き置きを見つけた3人は、その内容に従って天平に助けを求めてきたのです。京子に勧められた天平は、彼女たちと同居し、串本老人の使い魔である「テネブル」と共にポルターガイストの正体を追うことになります。

キャラクター

斑鳩天平（いかるがてんぺい）
声：なし
幼い頃に両親を亡くし、祖父と二人暮らしで育ちました。祖父と同様に霊感が強く、現在は「斑鳩堂」の店主を務めています。幼馴染である3人の依頼を受け、住み込みで除霊を行うことになります。
高野京子（たかのきょうこ）
声：ももぞの薫
天平の従姉妹の中で最年長で、雑誌編集者として働いています。面倒見が良くしっかり者ですが、料理はあまり得意ではありません。
吉野瞳（よしのひとみ）
声：金松由花
天平の従姉妹で、バンド音楽に興味があり、快活な性格をしています。細かいことを気にせず、はっきりとした物言いをするタイプで、料理が得意です。
熊野めぐみ（くまのめぐみ）
声：藍川珪
天平の従姉妹で、機械専攻の大学を目指す女子学生です。機械いじりに没頭する変わった一面を持っていますが、優しい性格です。

外部リンク

* イリュージョン（18禁：年齢確認あり）)

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