『ワシんとこ・ポスト』は、
BSよしもとで
2022年3月21日から2023年
6月30日まで放送された、
地方創生をテーマにした
生放送の
報道番組です。
番組では、地方自治体の経済状況や観光情報といったローカルニュースに加え、様々な業界の新聞記事を芸人や文化人が分かりやすく解説する独自のスタイルが特徴でした。
吉本興業所属のタレントが独自の視点でニュースを分析することで、視聴者にとって親しみやすく、また新たな発見のある
報道番組として人気を博しました。
初回放送は3時間スペシャルとして18時~21時まで放送されましたが、その後は19時~21時の2時間枠で放送されました。2023年
6月30日、
BSよしもと公式
Twitterで番組終了が発表され、多くの視聴者を驚かせました。最終回までに325回という長寿番組となり、その間、
地方創生に関する多様な情報を発信し続けました。
番組の顔として活躍したメインキャスターの
小倉淳氏をはじめ、サブキャスターの佐竹美希氏、坂本麻子氏、そして総合解説の鈴木亮氏、春川正明氏、町田徹氏など、個性豊かなメンバーが番組を支えました。さらに、曜日ごとに異なるコメンテーターが独自の視点からコメントを寄せ、番組に彩りを添えました。月曜日はペナルティのヒデ氏、火曜日は馬場園梓氏、水曜日はチュートリアルの
福田充徳氏、木曜日は
フットボールアワーの
岩尾望氏、そして金曜日は
平成ノブシコブシの
徳井健太氏といった人気芸人が出演し、番組を盛り上げました。
番組は、経済や観光といった主要な話題以外にも、地方の文化や歴史、食文化といった多岐にわたる情報を扱っていました。視聴者参加型の企画や、地方の魅力を伝えるコーナーなど、多様な企画を展開。
主なコーナーとしては、『ワシんとこヘッドライン』、『業界んとこニュース』、『ワシんとこ記念日』、『ワシんとこウィーク』、『ワシんとこ占い』、『ワシんとこフード』、『ワシんとこランキング』、『ワシんとこ何色』などがあり、これらを通して地方の魅力を多角的に紹介していました。『ワシんとこ占い』では、出雲阿国が番組出演者を占うというユニークなコーナーも存在しました。
通常は同じスタジオを使用していましたが、1周年記念特番では別のスタジオからの中継も行われました。普段のスタジオは、番組内で紹介されるグルメの試食にも使用されました。
2023年
6月25日には、
菅義偉元首相をゲストに招いた特別番組『ワシんとこ・ポスト特番
地方創生 菅前総理に聞きたいSP』を放送。
地方創生に関する様々な話題について議論が交わされ、番組の歴史の中でも大きな転換点となりました。これは番組放送期間中における唯一の特番でした。
番組制作には、
IVSテレビ制作、B-DASH、株式会社コラボレーション、
ABCリブラといった制作会社が携わり、
BSよしもとが制作著作を担当しました。47行政ジャーナルとzoomも協力企業としてクレジットされています。
『ワシんとこ・ポスト』は、
地方創生という重要なテーマを、エンターテインメント性と情報性を兼ね備えた独自のスタイルで発信し続けた番組でした。その325回の放送は、地方の魅力を再発見するきっかけとなり、多くの視聴者にとって忘れられない番組となったと言えるでしょう。