ワレンティン・モルダフスキー

ワレンティン・モルダフスキーは、1992年2月6日生まれ、ロシア出身の男性総合格闘家であり、サンビストです。ルハーンシク州ノボプスコフ出身で、チーム・ヒョードルに所属しています。元Bellator世界ヘビー級暫定王者という輝かしい実績を持ちます。

サンボでの活躍

モルダフスキーはサンボの選手としても卓越した実績を持っています。2018年には、世界コンバットサンボ選手権と欧州コンバットサンボ選手権で優勝。さらに、2020年には世界コンバットサンボ選手権とロシア国内選手権でも頂点に立ちました。

総合格闘技への転向

アマチュア総合格闘技では6戦5勝という戦績を残し、2015年にプロデビュー。プロ戦績1勝0敗ながらも、その潜在能力の高さが評価され、エメリヤーエンコ・ヒョードルと共に日本の格闘技団体RIZINと契約しました。

RIZINでの軌跡

2015年12月29日、RIZIN初参戦となった「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS SARABAの宴」で内田雄大選手と対戦し、リアネイキッドチョークで1ラウンド一本勝ちを収めました。

2016年9月25日には、「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 開幕戦」に出場し、1回戦でカール・アルブレックソン選手と対戦。ダウンを奪うなどして判定勝ちを収めました。

同年12月29日の「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND」では、2回戦でシモン・バヨル選手に判定勝ちを収め、順調に勝ち進みました。

しかし、2016年12月31日の「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUND」準決勝でアミル・アリアックバリ選手と対戦し、判定で敗れ、キャリア初の黒星を喫しました。

Bellatorへの移籍と活躍

2017年、ヒョードルがBellatorと契約した際、契約オプションとして、自身の試合時にネムコフやモルダフスキーなどの同門RIZIN選手を起用する条件を付帯したため、モルダフスキーは自動的にRIZINからBellatorへ移籍することになりました。

2017年7月14日、Bellator初参戦となった「Bellator 181」でカール・スマヌタファ選手と対戦し、判定勝ちを収めました。

2020年8月21日には、「Bellator 244」でロイ・ネルソン選手と対戦し、判定勝ちを収めています。

Bellator世界暫定王座獲得

2021年6月25日、「Bellator 261」のBellator世界ヘビー級暫定王座決定戦で、ヘビー級ランキング1位のティモシー・ジョンソン選手と対戦し、5ラウンド判定で勝利。見事、暫定王座を獲得しました。

王座陥落

2022年1月29日、「Bellator 273」のBellator世界ヘビー級王座統一戦で、正規王者ライアン・ベイダー選手と対戦。試合は僅差の展開となりましたが、判定で敗れ、王座統一に失敗しました。

戦績

モルダフスキーの戦績の詳細は、以下のサイトで確認できます。

SHERDOG（英語）

獲得タイトル

ヨーロッパコンバットサンボ選手権90kg超級 銅メダル（2014年）
ヨーロッパコンバットサンボ選手権100kg未満級 銅メダル（2018年）
世界コンバットサンボ選手権100kg超級 金メダル（2018年）
世界コンバット柔術選手権100kg超級 金メダル（2020年）
コンバットサンボロシア国内選手権 金メダル（2020年）

関連項目

男子[[総合格闘家一覧]]

外部リンク

Bellator 選手データ
TAPOLOGY 選手データ
ESPN 選手データ
MMA Junkie 選手データ

もう一度検索