ワンス・アポン・ア・タイム (season 6)

『ワンス・アポン・ア・タイム』の第6シーズンは、2016年9月25日に放送開始された、アメリカ合衆国のファンタジー・テレビドラマシリーズです。シーズン3から5まで続いた2パート構成は見直され、全22エピソードで構成。物語の中心はストーリーブルックですが、新たな要素や救世主の神話も取り入れられています。

今シーズンは、物語の大きな転換期となります。まず、エマ・スワン役のジェニファー・モリソン、ゼリーナ役のレベッカ・メイダーをはじめ、白雪姫役のジニファー・グッドウィン、チャーミング王子役のジョシュ・ダラス、ヘンリー役のジャレッド・ギルモア、ベル役のエミリー・デ・レイヴィンといった主要キャストがシーズン6をもって降板することが発表されました。モリソンはSNSで、シーズン7への出演オファーがあれば1エピソード限りで参加すると表明しましたが、レギュラーとしての出演は終了しました。他のキャストの降板も、一部は契約満了によるものでしたが、制作側の意向によるものもありました。

一方で、今シーズンから多くの新キャラクターが登場しました。アラジン、ジャファー、ジャスミンといった『アラジン』のキャラクターに加え、モルペウス、モンテ・クリスト伯、ネモ船長、トレメイン夫人、ベオウルフ、タイガー・リリーといった、おなじみの物語のキャラクターたちが登場。さらに、オリジナルキャラクターとしてギデオン、ブラック・フェアリー、ロバートも登場し、物語に新たな展開をもたらしました。

制作陣のアダム・ホロウィッツとエドワード・キッツィスは、シーズン6を現在のストーリーラインの最終章として位置づけました。彼らは、フィナーレに向けて綿密な計画を立てており、主要キャラクターの去就についても、事前に決定していたとのことです。

注目すべきは、シーズン後半に放送されたミュージカルエピソードです。7曲のオリジナルソングが制作され、ジェニファー・モリソンやレベッカ・メイダーといった主要キャストも歌唱に参加しました。このエピソードは、物語の重要な転換点として位置づけられており、ストーリー展開に大きく影響を与えました。

キャスティングにおいても、多くのゲストキャストが登場しました。シリーズの常連であるジミニー・クリケットやシンデレラが再登場する他、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ワンダーランド』からのキャラクター、アーサー・リドゲートも出演。さらに、ノッティンガムの保安官や、子供のエマ、ベルファイアといった、物語を彩る様々なキャラクターたちが登場しました。アリエルやティンカーベルといったディズニーキャラクターも登場し、物語に華を添えています。

シーズン6は、主要キャラクターたちの物語の終わりと、新たな物語への始まりを告げる重要なシーズンとなりました。長年シリーズを支えてきたキャストの卒業と、新たなキャストの加入によって、次の章へと進むための準備が整えられました。今後のシリーズ展開に期待が高まります。

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