ワンディ・ペラルタ

ワンディ・ルイス・ペラルタ・ドミンゲス

ワンディ・ルイス・ペラルタ・ドミンゲス（Wandy Luis Peralta Dominguez）は、1991年7月27日にドミニカ共和国ドゥアルテ州サン・フランシスコ・デ・マコリスにて生まれたプロ野球選手で、現在はMLBのサンディエゴ・パドレスで活躍している左腕投手です。彼の愛称「ラ・グラサ」は、スペイン語で「太っちょ」という意味を持っています。

経歴

プロ入りとレッズ時代

ペラルタは2009年8月、アマチュア・フリーエージェントとしてシンシナティ・レッズと契約し、プロキャリアをスタートさせました。2010年には、ドミニカン・サマーリーグ・レッズにて初めての公式戦に登板し、15試合に登板しながら3勝3敗をマーク。防御率は2.24と好成績を収め、40奪三振を記録しました。

2011年も同リーグでプレーし、12試合で6勝1敗、防御率2.05、55奪三振を挙げ、翌年の成長を期待させるも、2012年の成績は防御率6.55と不振に陥りました。2013年はA級デイトン・ドラゴンズで44試合に出場し、再び行き詰まるも、それでも79奪三振を記録しました。2014年はA+級ベーカーズフィールド・ブレイズにて、28試合に先発として登板しますが、ここでも成績が振るわず、7勝12敗を記録しました。

2015年にはAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで新たに挑戦し、29試合に登板、7勝7敗を記録しました。彼の成長を見込まれた2016年は、AAとAAAの両方でプレーし、合計で50試合に登板し、防御率2.50という素晴らしい数字を残しました。この年の9月にはメジャー契約を結び、セントルイス・カージナルスとのゲームでメジャーデビューを果たしました。10試合での登板を経て、自身の存在感をアピールしました。

ジャイアンツ時代

2019年にはウェイバーを経てサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍。その後も彼の投手としての成長は続きます。メジャーリーグでの経験と共に、ピッチングに磨きをかけていきました。

ヤンキース時代

2021年4月にはマイク・トークマンとのトレードによりニューヨーク・ヤンキースに加入。このチームでも彼の実力を示すことが求められました。しかし、2023年のオフにはフリーエージェントとして新たな道を探ることになります。

パドレス時代

2024年の2月には、サンディエゴ・パドレスと4年契約を結び、期待が高まる状況となります。3月には開幕ロースターに名を連ね、その初戦であるロサンゼルス・ドジャース戦に出場し、移籍後初の登板を果たしました。

投球スタイル

ペラルタ投手の特徴的な点は、最速99mph（約159.3km/h）のフォーシームを主体としている点です。この球種が彼の投球に占める割合は半分ほどで、そのほかにスライダーやチェンジアップといった変化球を巧みに使い分けています。左投手としての特性を活かし、強力な打者に対しても果敢に挑んでいます。

詳細情報

彼の成績は常に注目されており、2023年度シーズン終了時の総成績も多くのファンから評価されています。背番号は移籍を経るごとに変化しており、初期の番号53から始まり、ジャイアンツで60、ヤンキースで58を背負うことになりました。

多くのリーグで経験を積み、改善を続けるペラルタ投手の今後の活躍に期待が寄せられています。

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