ワールドカップ・サルヴァドール

ワールドカップ・サルヴァドール：団体戦に特化した国際柔道大会

ワールドカップ・サルヴァドールは、2010年にブラジルで初めて開催された国際柔道大会です。この大会の最大の特徴は、団体戦のみに特化して実施された点にあります。

大会の位置づけと特徴

2009年以降、国際柔道連盟（IJF）のワールド柔道ツアーの一環として、グランドスラムやグランプリに次ぐ位置づけの大会として開催されました。ただし、今大会は団体戦のワールドカップであるため、個人の世界ランキングの対象とはなりません。また、IJF主催ではなく、大陸連盟主催の大会であるため、ワールド柔道ツアーには含まれないという特徴があります。

第1回大会の概要

2010年にベロ・オリゾンテで開催された第1回大会では、ブラジル柔道連盟によって招待された8か国が参加し、総当たり戦の予選ラウンドが行われました。予選ラウンドの上位4か国が、決勝ラウンドの開催地であるサルヴァドールに進出しました。

日本チームの活躍

日本チームは、世界選手権の代表メンバーではありませんでしたが、予選ラウンドを7戦全勝で通過し、その実力を示しました。準決勝ではポルトガルを4-0で圧倒し、決勝では世界選手権の代表メンバーを擁する強豪国である韓国と対戦しました。決勝戦では、激戦の末、2-1で韓国を破り、見事ワールドカップ団体戦の初代王者に輝きました。

大会の結果

3位決定戦では、地元のブラジルがポルトガルを破り、3位に入賞しました。

まとめ

ワールドカップ・サルヴァドールは、団体戦に特化した国際柔道大会として、2010年にブラジルで開催されました。日本チームが初代王者に輝き、その名を歴史に刻みました。


参照
* World Cup Team Salvador - 2010 (BRA)

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