ワールド極真会空手連盟

一般社団法人ワールド極真会空手連盟について

一般社団法人ワールド極真会空手連盟（WKKO）は、世界各国で極真空手の普及を推進するために組織された団体であり、60カ国以上に支部を持つ国際的な組織です。1959年に創設者である大山倍達総裁の愛弟子、フランスのROJER・LESOURD師範によって設立され、最初はフランス、カナダ、アメリカで法人登記が行われました。

歴史の流れ

1992年、ROJER・LESOURD師範が61歳で亡くなると、他の派閥に属さない形でアンドレイ・コロムベが二代目の宗家としてその地位を引き継ぎました。その後1994年に大山倍達総裁が逝去すると、アンドレイ・コロムベは独自の路線を踏み出しました。2015年には、コロムベと岩下清伸が血判状を結ぶことで、岩下が三代目後継者として選ばれ、これによりリーダーシップがより強固なものとなりました。

2016年には、法人として日本における登記が確立され、「一般社団法人ワールド極真会空手連盟」として正式に活動を開始しました。

組織体制

現在の代表理事は岩下清伸であり、名誉総裁には西原賢治氏が就任しています。また、多国籍な顧問や役員が揃い、アメリカ、スイス、ネパールなどからもメンバーが集結しています。代表的な役員には、実行委員長としてYIN SOVANNY氏、事務局長の東純平氏、そしてアフリカ大陸代表としてリビアのAbdalsalam・Alshaheibi氏などがいます。

支部の遍在

国内では岐阜県、愛知県、東京都、岡山県に本部や支部が存在し、海外支部もアメリカ、ブラジル、インド、ネパールなど世界中に広がっています。特に、スリランカやカンボジアでは頻繁に大会やセミナーが開催されており、地域の若者に極真空手を広める活動が行われています。

主要な型

ワールド極真会空手連盟では、さまざまな型を修練することが奨励されています。代表的な型には、太極、平安、撃砕大、さらには正道の型や臥龍などがあります。これらは、極真空手の技術向上だけでなく、心身の成長にも寄与する重要な要素です。

大会とセミナー

WKKOは、日本国内でのセミナーに加え、各国でセミナーや大会を実施しており、特に2010年代にはスリランカやネパールでのイベントが盛況を博しました。これにより、極真空手の技術が世界中に広がっていくとともに、各国の支部同士の交流も深まっています。

メディアと発信

この団体は、新聞やテレビ、雑誌においても取り上げられており、例えばネパールのメディアや岐阜新聞などが関連情報を発信しています。また、最近ではオンライン書籍として「我が人生に空手あり」も出版され、さらにその活動の幅を広げています。

まとめ

一般社団法人ワールド極真会空手連盟は、歴史的な背景を持ちつつ、今もなお進化を続ける国際的な空手団体です。個々の成長を促すとともに、共有の理念をもとに、世界中で極真空手の普及に力を注いでいます。

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