ヴァウブジフ

ヴァウブジフ（Wałbrzych）

ヴァウブジフは、ポーランド南西部のドルヌィ・シロンスク県に位置する都市です。ドイツ語名はヴァルデンブルク（Waldenburg）と呼ばれていました。

概要

ヴァウブジフという名前は、ドイツ語の「森の城」を意味するヴァルデンブルクが、シレジア方言でヴァルブリヒと呼ばれていたことに由来します。

地理

ヴァウブジフは、ヘウミェッツ山地に位置しています。

歴史

中世

ヴァウブジフの記録は12世紀に遡ります。12世紀から14世紀にかけて、町はピャスト朝の公爵によって支配され、クシąż城とノヴィ・ドヴル要塞が建設されました。15世紀には都市としての特権を得て、ピャスト家が断絶した後はシレジアの貴族の財産となり、1941年までホーホベルク家が城を所有していました。

近代

16世紀には炭鉱の存在が確認され、19世紀には豊富な石炭資源を背景に織物業が発展し、東部ドイツの産業中心地へと発展しました。1843年には鉄道が開通し、ブレスラウと接続されました。20世紀初頭にはガラス工芸や陶器産業が発展しました。1939年には人口は約65,000人に達しました。

現代

第二次世界大戦の被害を比較的免れたヴァウブジフは、戦後の住宅再建と行政地区の統合により地理的に拡大しました。1990年代初頭には、社会経済状況の変化により炭鉱が閉鎖されましたが、1995年には産業工学博物館が開館しました。現在は自動車工業が主要産業であり、トヨタの自動車エンジン工場とその下請け企業が集積しています。

対外関係

ヴァウブジフは以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。

フラデツ・クラーロヴェー（チェコ） - 1991年
フライベルク（ドイツ） - 1991年
トゥーラ（ロシア） - 1991年
ヤスタルニア（ポーランド） - 1997年
フォッジャ（イタリア） - 1998年
グジラ（マルタ） - 2000年
ヴァンヌ（フランス） - 2001年
ボリスラフ（ウクライナ） - 2009年

観光

クシąż城（1604年-1628年）
アルベルティ城（1801年） - 現在は自治体博物館
ヘウミェッツ山地

出身関連著名人

クラウス・テプファー - 政治家
アブラハム・ロビンソン - 数学者
バルトシュ・クレク - バレーボール選手

外部リンク

Official city webpage
www.walbrzych.info
* www.mojwalbrzych.pl

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